シャオミ初のEV「SU7」、10月販売は2万台で過去最高 生産増強に第2期工場の建設急ぐ
中国スマートフォン大手・小米集団(シャオミ)傘下の電気自動車(EV)メーカー「小米汽車(Xiaomi Auto)」は、2024年3月末に発売した「SU7」の10月の単月納車台数が初めて2万台を突破し、新規受注台数も2万3000台に達した。SU7の受注は現在も増え続けており、生産能力の増強が急務となっている。 そんななか、小米汽車は10月末にSU7シリーズの最上位モデル「SU7 Ultra」を発表。81万4900元(約1700万円)と超高額な販売価格にもかかわらず、予約開始から10分で受注台数が3680台を超えた。米金融大手ゴールドマン・サックスは、SU7 Ultraの2025年の販売台数は4000台を超えると予測する。 小米汽車の第1期工場の定格生産能力は年間15万台、月間では1万2500台。11月と12月は月産2万4000台を目指しているため、生産ラインの稼働率は200%近くに達する見込みだ。 中国の「毎日経済新聞」によると、小米汽車は第2期工場の建設を急いでおり、すでに朝晩2交代制で工事を進めている。竣工は2025年6月中旬を予定しており、早ければ7月、遅くとも8月には生産を開始する計画だという。2つの工場が稼働すれば、同社の定格生産能力は合計30万台になる。 *1元=約21円で計算しています。 (36Kr Japan編集部)