【ボートレース】中村日向、藤原碧生ら勢いあるヤングレーサーが多数参戦…多摩川ルーキーシリーズ10日開幕
ボートレース多摩川で10日から15日までの6日間、ルーキーシリーズ第1戦スカパー!第25回JLCカップが行われる。出場メンバー中、唯一のG1覇者である中村日向をはじめ、昨年3月の初V達成を手始めに年間5Vと大躍進を遂げた藤原碧生、成長著しい前田滉、A1に返り咲いた大沢風葵と高橋竜矢、初のA1に昇格した藤田俊祐らいきのいい選手がずらり。失敗を恐れぬ若手レーサーたちが静水面で攻めのスピードバトルを繰り広げる。 中心は中村だ。2023年2月の四国地区選手権(鳴門)でG1初優勝を飾り、続く3月平和島クラシックでSG初出場を果たした。しかし、24年は一般戦の優勝のみと伸び悩んだが、その1度のVが多摩川だ。当地は走る機会こそ少ないが、22年9月のヤングダービーでも優出(5着)と水面相性はまずまず。得意な当地で復調のきっかけをつかみたい。 昨年大ブレイクした藤原は3月浜名湖ルーキーSで初優勝すると、6月児島一般戦、7月若松ルーキーS、9月下関ルーキーS、12月児島一般戦と年間5V。児島で優勝する直前の鳴門71周年は予選をオール3連対でまとめて5位通過。準優勝戦も2着に食い込み、自身2度目のG1参戦で初優出(5着)を決め、その実力がトップクラス相手でも通用することを証明してみせた。 まくり主体の高橋は3期続けたA1から、大沢は2期続けたA1からA2に降級したが、ともに発奮して再び今年からA1級に。昨年3Vをマークした前田、今月から初のA1級へ昇格した藤田らもエンジンの引き次第ではV争いに加わってくる。
報知新聞社