16歳・張本美和、今年の漢字は“銀” ロス五輪は「もっといい色のメダルがほしい」
卓球女子でパリ五輪団体銀メダルの16歳・張本美和(木下グループ)は3日、神田明神(東京・千代田区)で「N―NOSE(エヌノーズ)がん種拡大イベント」に出席した。神田明神で参拝した後に取材に応じた美和は「まずは健康に過ごせるように。卓球の目標でいえば、来年1月の全日本選手権(東京体育館)で優勝できるように、と願いを込めて参拝させていただきました」と明かした。 「N―NOSE」は、がんのリスクを判定するための簡易的な検査。美和は、国内外の転戦に同行するコーチの父・宇さんと、日頃からサポートしてくれる母・張凌さんに検査キッドを早めの“クリスマスプレゼント”として贈るといい、「父はベンチコーチだったり、練習も見てくれる。自分より疲れていると思うし、両親には健康で長生きしてほしいな」と感謝を込めた。 2024年は夏に、パリ五輪に団体戦要員で初出場。日本女子の2大会連続団体銀メダルに貢献した。今年の漢字は銀メダルの「銀」と示し、「夢の舞台で戦ってみて、本当に忘れられない大会になった。ほかの大会では感じられない雰囲気を感じ取れたことは来年につながると思います」。4年後の28年ロサンゼルス五輪を目指していくが、「やっぱり(漢字の)右を隠した色のメダルがほしいなと思うので、もっといい色のメダルを取れるようにまた来年から頑張りたい」と決意を固くした。
報知新聞社