対戦が決まった天理の戸井零士主将（右）と星稜の佐々木優太主将＝大阪市西区で２０２２年３月４日、久保玲撮影

　＜センバツ２０２２＞ 　１８日に阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で開幕する第９４回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催）の組み合わせ抽選会が４日、オンラインであり、天理（３年連続２６回目）は大会第４日の第２試合（２１日午前１１時半開始予定）で、石川の名門・星稜（２年ぶり１５回目）との対戦が決まった。 　オンラインでくじ引きに参加した天理の戸井零士主将（２年）は、対戦相手決定後のインタビューに「（星稜は）投打ともにバランスの取れた強いチーム」と印象を語り、自チームについて「『繋（つなぐ）』をスローガンに一つのアウトや１点を全員でつないでいく野球が持ち味。自分自身は、長所である強いライナーで外野の頭を越すバッティングを見せたい」と意気込みを語った。【広瀬晃子】 ……………………………………………………………………………………………………… 　◇星稜　ＯＢに松井秀喜さんら 　１９６２年創立の私立校。建学の精神に「誠実にして社会に役立つ人間の育成」を掲げる。 　野球部は学校創立と同時に創部。甲子園には夏も２０回出場。最高成績は春が８強、夏が準優勝（９５年と２０１９年）。野球部以外の部活動も盛んで、サッカー部は全国高校選手権制覇の経験を持つ。 　卒業生に、元プロ野球選手の松井秀喜さん（巨人、ヤンキースなど）や奥川恭伸選手（ヤクルト）、サッカーの本田圭佑選手（ＡＣミランなど）らがいる。