【島根県 2024年版】 春の絶景・風物詩10選 赤白黄色50万本のチューリップが一面を彩る
◆石見畳ヶ浦
石見畳ヶ浦は、国の天然記念物にも指定されている景勝地。 国府海水浴場から洞窟を抜けると、「千畳敷」とよばれる広大で平らな岩場が広がり、まるで畳を敷いたように見える規則的な亀裂が縦横に走っていて、それが畳ヶ浦の名の由来になっている。 丸い腰かけのような、ノジュールという化石などを核としてできあがった珍しい岩が飛び出ており、海を背景にまるでファンタジーの世界を思わせるような光景が見られる。 おすすめは満潮に近い時間帯。海面を鏡のように見立てたフォトジェニックな写真を撮ることもできる。 石見畳ヶ浦(イワミタタミガウラ) 所在地 島根県浜田市国分町
◆岩瀧寺の滝
岩瀧寺の滝は島根県江津市波積町に新しく建設された「波積ダム」の上流にある。辺りは木々で囲まれ、木漏れ日に照らされて落ちる雄大な滝は美しく輝く。 延長121メートル、幅およそ18メートルで4段につらなる滝から瀑流音とともに、豪快に流れ落ちる様は絶景。 ダム湖周辺はハイキングに最適で、滝から吹き降ろす風は清涼をよぶ。春は山桜・山ツツジが見ごろで、四季それぞれに人々を魅了する名勝地となっている。 岩瀧寺の滝(ガンリュウジノタキ) 所在地 島根県江津市波積町
◆花桃の里
邑南町の川角(かいずみ)集落は、標高の高さから「天国に一番近い里」と呼ばれる川角集落。 春になると花桃や菜の花が咲き誇り、その美しさから「しまね景観賞」の大賞を受賞したことのある美しい里山。2,000本以上の花桃の木が植えられ、赤、ピンク、白の花が色鮮やかに周辺一帯を彩るさまは、まさしく桃源郷。 町内に植えられた花桃の木は、休耕地の活用を目的に地元の人たちによって植えられたもの。例年4月上旬になるとたくさんの花が咲き乱れ、まるで夢の国のような光景が広がる。 花桃の里(はなもものさと) 所在地 島根県邑智郡邑南町上口羽285
◆松江城のなんじゃもんじゃ
松江のシンボルでもある松江城は、「さくらの名所100選」にも選ばれている人気スポット。 桜も素晴らしいのですが、桜の後にぜひ見てほしいのが、松江城のなんじゃもんじゃと呼ばれる白い花を咲かせる木。正式名は「ヒトツバタゴ」と言い、国の天然記念物にも指定されている珍しい樹木だ。 ゴールデンウイーク頃が見頃で、真っ白な花が緑鮮やかな木を被い、まるで春に雪が降り積もったかのような美しい景色を楽しめる。 松江城のなんじゃもんじゃ(まつえじょうのなんじゃもんじゃ) 所在地 島根県松江市殿町1-5