親へのその声掛け、間違っていませんか? 介護現場で身に付けたい「ステキ言い換え術」
そのため、リハビリやケアの場面で励ましたり、共感したりするときは、その人自身にフォーカスした言い方ができると効果的です。 一方、利用者のほうから「みなさんはどうなのですか?」と聞かれたときは、「人それぞれですよ。〇〇さんのご希望をお聞かせください」と本人の声に耳を傾けます。 励ましには、相手の力になりたいという思いがある一方、「もっとこうすべき」と相手を変えようとする意図が含まれることもあります。
知らず知らずのうちに押しつけないように気をつけたいですね。 いかがでしょうか。 ふだん口にする言葉を少し工夫していくことで、利用者とその家族、そしてスタッフ同士の関係性をよりよいものとし、働きやすい環境をつくることできるはずです。
大野 萌子 :日本メンタルアップ支援機構 代表理事