「梨泰院クラスの主役、パク・セロイ」が語る、韓国作品がヒットする理由 パク・ソジュンさん ラブコメから始まり「視聴率キング」へ、ハリウッド映画出演も
「冬のソナタ」が日本で韓流を巻き起こして今年で20年。韓国ドラマは今や世界から注目される。大ヒット作「梨泰院クラス」に主演し、自身も米ハリウッド映画出演など活躍の場を広げる俳優、パク・ソジュンさん(34)が共同通信の書面インタビューに応じた。「現状に安住せず、常に挑戦的な選択をすることでこそ成長できる」。今や視聴率キングとなった人気俳優が明かす韓国作品のヒットの理由と、彼が目指す今後の目標とは(共同通信=楡金小巻、長尾一史) ―「梨泰院クラス」の反響をどう受け止めましたか。 「韓国だけでなく海外からも大きな関心を持っていただき、本当にありがたかったです。ネットフリックスでの配信後、海外のファンの方々からの反応が強まったことを体感し、動画配信サービスの影響力も感じることもできました。新型コロナウイルスの感染が拡大した時期で海外のプロモーションが難しく、ファンの方々と直接会えない状況がとても残念でした」
―「梨泰院クラス」は、父親を失った青年が仲間と共に小さな居酒屋を外食業界のトップ企業へと成長させる物語です。「キム秘書は、いったいなぜ?」など多くのラブコメディーで人気を得ていたパクさんが出演を決めたのはなぜだったのでしょうか。 「まず原作が面白く、(主人公の)パク・セロイというキャラクターがとても魅力的でした。私が演じたらどうなるかという好奇心も湧き、選択しました。もちろんロマンチックコメディーも好きですが、ジャンルの面で変化を与えたい気持ちもありました」 ―ヒットした理由はどこにあると思いますか。 「誰もが共感できるしっかりとしたストーリーや登場人物の立体的な描写、スピード感のある展開など、多様な面で面白さを感じていただけたと思います。個性ある登場人物たちが場面を埋めながらつくり出す魅力がよく現れ、多くの方々に愛されました」 ―どんな逆境にも諦めずに立ち向かうセロイを演じ、これまでの中でも特に考えさせられる作品になったそうですね。