「梨泰院クラスの主役、パク・セロイ」が語る、韓国作品がヒットする理由 パク・ソジュンさん ラブコメから始まり「視聴率キング」へ、ハリウッド映画出演も
―2023年の主演映画「ドリーム~狙え、人生逆転ゴール!~」では、挫折を経験したサッカー選手を演じました。どのように役作りをされましたか。 「『ドリーム』で演じたホンデは、いくら努力しても『万年2位』の人物ですが、その劣等感を表現するため、過去につらい経験をした時の感情を引き出そうと努力しました。そしてイ・ビョンホン監督と話をたくさん交わしながらキャラクターをつくっていきました。「ドリーム」は、イ監督だけのジャンルとリズムをそのまま感じたくて参加したので、しっかりついていこうという気持ちが強かったです」 ―2024年1月に日本でも公開される映画「コンクリート・ユートピア」は、大地震で廃虚と化したソウルを舞台にした災害ホラー作です。出演を決めた理由と、見どころは。 「これまで私が演じてきた役とは雰囲気が異なり、多くの感情の変化を表現できる人物なので興味深かったです。また、もともと俳優のイ・ビョンホン先輩(「ドリーム」の監督とは同姓同名の別人)のファンだったので、一緒に仕事をしたい気持ちも大きかったです。同作は極限の状況下で多様な人間群像を見せながら、『私ならどうしただろうか』と考えさせる映画です。単に鑑賞することを超え、さまざまな話ができる良い時間を作ってくれる作品になると思います」
―今後の目標は。 「現状に安住せず常に挑戦的な選択をするのが俳優としての目標であり夢です。少しでも新しい姿をお見せできるのが何なのかを考えながら、私を充実させていきたいです。それでこそ俳優として成長でき、この仕事を長く続けられると思います」 ―最後に、日本のファンに一言、メッセージをお願いします。 「いつも応援してくださるファンの皆さまに心から感謝申し上げます。これからも良い作品を通じて多くの方々に楽しい時間をプレゼントできるよう最善を尽くします。映画『コンクリート・ユートピア』にもたくさんの関心を持っていただきたく、近いうちに直接お会いできる日が来ればと思います。その時までご健康に気をつけてください。ありがとうございました!」 × × パク・ソジュン(本名朴勇圭=パク・ヨンギュ) 1988年12月、ソウル生まれ。ソウル芸術大で演技を学ぶ。2014年の「魔女の恋愛」でヒロインと恋に落ちる年下男子を演じて人気を高め、「キム秘書はいったい、なぜ?」など多くのドラマや映画で活躍。世界的にブームとなった主演ドラマ「梨泰院クラス」は、「いがぐり頭」の髪形も話題となり、日本でもリメークされた。大地震で廃虚化したソウルを描いた映画「コンクリート・ユートピア」が2024年1月、日本で公開予定。