「梨泰院クラスの主役、パク・セロイ」が語る、韓国作品がヒットする理由 パク・ソジュンさん ラブコメから始まり「視聴率キング」へ、ハリウッド映画出演も
「この作品を通して自分の人生を振り返りました。『僕はセロイのような所信を持っているか』と考えもし、社会的な話題への関心も強まりました。セロイを演じながら、私もまたさまざまな方面へ成長できました」 ―動画配信サービスの普及による変化について、どう感じていますか。 「配信サービスが活発になり、俳優として活動できる範囲が広がったと思います。それだけでなく、韓国コンテンツが注目されるだけに、俳優への関心の高まりも感じています。個人的には海外作品(11月10日、日米同時公開のハリウッド映画「マーベルズ」)に参加できるきっかけになり、影響力を実感しています」 ―ダイナミックで豪華な作品が増える昨今の韓国ドラマをどのように感じていますか。撮影現場での変化はありますか。 「韓国コンテンツの成功は一夜にして成し遂げられたものではなく、継続的な試みと努力に裏打ちされてきたものだと思います。動画配信サービスを通じて韓国のドラマや映画をより多くの方に知ってもらえる良い環境が用意されたようで、うれしいです。制作過程や現場で変わったと感じる点は、以前と比べて事前制作(公開前に全ての撮影を終える)システムが定着し、より完成度の高い作品をお見せできるようになったのではないかと思います」
―韓国で制作されるドラマや映画の魅力について、どう思われますか。 「斬新な素材や企画力などさまざまな魅力がありますが、中でもストーリーの力が最も大きいと思います。一つの作品の中に喜怒哀楽を併せた多様な感情が込められ、これらが世界的に普遍的な共感を呼び起こすようです」 ―出演作が軒並みヒットし「視聴率キング」の異名も持つパクさん。俳優を志したきっかけは何ですか。またデビュー前に特に影響を受けた作品はありますか。 「中学生の頃、人見知りする性格を変えたくて入ったサークルで学園祭の舞台に立ちました。全校生徒が私に注目する光景に魅了され、演技を始めました。最初はただ面白いとだけ思っていましたが、今は私の作品や演じたキャラクター、あるいは私自身が誰かに良い影響を与えることもある点でやりがいがあり、感謝することも多いです。デビュー前は、特定の作品から影響を受けたというより、多様なジャンルの作品を見ながら一つでも多く学ぼうと努力しました」