首里城火災から5年 二度と繰り返さない「火事」への備え
放水作業をする前からホース延長作業で消防隊員の体力と放水までの時間を奪うこの問題を解決するために設置さるのが「連結送水管」です。首里城の地下に配水管を通していて火事の時にはポンプ車などが城の外から送水口を使って水を送ることで城内では放水口にホースを繋ぐだけで消火活動を行うことができ、ホース延長作業をしなくてもすぐに放水ができるようになります。送水口は正殿の目の前を含めて6基設置されることになりました。 さらに消火活動に使うための水をためる防火水槽を新たに2つ建設予定です。 高良さん「この辺に(防火水槽)ができるのであれば相当な労力カットだと思います。連結送水管があることによって最初の水を出すタイミングがかなり早くなると思うのその部分に関しては有効な設備だと思います」 復興が進む最前線の現場には、懐かしい赤と白の屋根が戻っていました。 高良さん「焼け跡からは想像もできない速さで着々と工事が進んでいると感じる。この火災を経験した我々が今できることをしっかりやっていってそれを後輩たちにも引き継いでいって首里城、ひいては市民県民の生命財産を守っていきたいなと思う」 「あの日」の光景を二度と繰り返さないために。防災への意識を新たに取り組まれています。
QAB 琉球朝日放送