愛子さま23歳 皇室での存在感の高まりに「雅子さまのサポート」も期待 初の公式海外訪問は来年?
また、つげ氏はブラジルの後、愛子さまにはアフリカを訪問してほしいと考えている。皇室のアフリカ訪問は、ここ10年ほど途絶えているからだという。 「皇室の方がアフリカに訪問されるのは、2014年の秋篠宮ご夫妻がザンビア、タンザニアに訪問されてから途絶えています。2月にケニア大統領夫妻が来日し、そのときの宮中午餐に愛子さまも参加されています。来年の訪問はかなわないかもしれないですが、何年後かに愛子さまが訪問されることを期待しています」 ■これからも愛子さまらしく そして、愛子さまの「初めて」で忘れてはならないのは、能登半島地震の被災地訪問だ。つげ氏も「愛子さまにとって、今年残された課題だったのではないでしょうか」と言う。 愛子さまは今年9月28日から1泊2日の予定で能登半島地震の被災地を訪れる予定だったが、石川県の能登地方での豪雨災害によって取りやめになった。 「来年、訪問することができる状況になったら、いの一番に能登半島の被災地に訪問されると思います」 とつげ氏は言う。 しばらくは、愛子さまの「初めて」が続きそうだが、つげ氏は今まで以上に「愛子さまらしく」を期待する。 「来年、皇室における大きな出来事のひとつとして、悠仁さまが筑波大学付属高校を卒業され、成年の記者会見があるはずです。そうすると、成年皇族として、愛子さまと悠仁さまを比較する話題も多くなってくるかと思います。 また、『愛子さまを天皇に』という世論の高まりがあるのも事実なので、そういった声を気にせずに、愛子さまにはどんどん前に出ていっていただきたいです。これまで通り、愛子さまは愛子さまらしくやっていただけたらと思っています」 (AERA dot.編集部・太田裕子) ◎つげのり子/放送作家。ノンフィクション作家。西武文理大学非常勤講師。日本メディア学会会員。2001年の愛子さまご誕生以来皇室番組に携わり、テレビ東京・BSテレ東で放送中の「皇室の窓」で構成を担当。皇室研究をライフワークとしている。日本放送作家協会、日本脚本家連盟会員。著書に『天皇家250年の血脈』(KADOKAWA)、『素顔の美智子さま』『素顔の雅子さま』『佳子さまの素顔』(河出書房新社)、『女帝のいた時代』(自由国民社)、構成に『天皇陛下のプロポーズ』(小学館、著者・織田和雄)がある。
太田裕子