県警が詐欺手口を公表「口座が詐欺に利用」→1100万円被害 「携帯がハッキングされている」→400万円被害
■【被害3】還付金詐欺 60代女性は11月上旬、自宅の固定電話に『国民年金機構のヤマシタ』を名乗る男から電話があり、「基礎年金の払い戻し金が2万8400円ある。事前に申請書入りの茶封筒を郵送している。申請期限が過ぎているため、払い戻しを受けるには、金融機関で手続きが必要」などと説明を受けました。 女性は申請書類を受け取った記憶はありませんでしたが、『銀行担当のイトウ』と名乗る男から電話をつないだ状態で自宅近くの銀行のATMに行くように指示され、指示された通りにATMを操作しておよそ50万円を送金し、だまし取られました。 県警は、「還付金」や「ATM」などの言葉を聞いたら詐欺を疑い、警察や家族に相談するよう呼びかけています。 ■【被害4】SNS型ロマンス詐欺 30代男性は8月中旬、LINEにメッセージが誤って送られてきたのをきっかけに知り合った『日本人と台湾人のハーフの恵子』と名乗る人物と、連絡を取り合ううちに恋愛感情を抱きました。 男性は相手から、「将来、結婚して一緒に生活するためにはお金が必要になる」などとメッセージを受けたうえで、投資に関する儲け話を持ちかけられました。 男性は指示通り、投資アプリを登録して指示された口座に送金したところ、アプリ上では資産が増えたので、アプリを信用しておよそ5回、合計およそ150万円送金し、だまし取られました。 県警は、会ったことのない相手からの現金や暗号資産、電子マネーの要求や儲け話は、詐欺と疑って警察や家族に相談するよう呼びかけています。
南日本放送