心理カウンセラーが教える「運が悪いとき」の脳の特徴
寝る前に唱えたい「暗示フレーズ」
【暗示フレーズ1】花びら1枚1枚の価値 \こんなときに/ ・嫌な気分を引きずっている ・過去の嫌な出来事を唐突に思い出した 過去の嫌な出来事が忘れられずに、記憶として残り続けると、脳の炎症につながります。嫌な記憶は、花びらのようなものだと考えてください。花びらは地面に落ちると土の養分になり、再び美しい花を咲かせます。過去に起きた嫌な出来事も、人生の養分となり、自分の力になっていくのです。このフレーズを唱えて眠りにつくことで、「経験したこと」がきれいに整理されるでしょう。 【暗示フレーズ2】夢中学習 \こんなときに/ ・なぜかいつも疲れている ・寝ることや休むことに罪悪感がある やり残した仕事や今日できなかったことへの後悔がある日は、このフレーズを唱えてみてください。じつは、人間は休むためだけではなく、学ぶためにも眠っているのです。睡眠中は、無意識のうちに記憶が整理されます。そのため、朝起きると悩みが消えていることもあるでしょう。 このフレーズを唱えると、睡眠を取ることに罪悪感がなくなり、眠ることに集中できます。睡眠中に脳が無駄なエネルギーを消費するのを防ぎ、炎症を抑えることができるのです。このフレーズは、寝る前だけでなく、昼間ボーッとする時間帯に唱えても効果があります。 【暗示フレーズ3】意味のない悩みは存在しない \こんなときに/ ・無駄だとわかっているのに悩んでしまう ・ちょっとしたことでクヨクヨと悩む このフレーズを唱えながら、次のようなイメージをしてみましょう。「悩んでいるとき、心の中は灰色の雲に覆われ、雨が降っている。雨は乾いた大地を潤していく。気持ちが上向きになると、太陽の光が差し込んで、川や海の水が蒸発し、白い雲になる。白い雲もやがて雨雲に変わって、雨が地面に降り注ぎ、地上の水はまた雨になって地を潤す。 こうして悩んだぶんだけ、心は豊かになっていく」。このように、悩みによってどんどん豊かになる心を想像すると、穏やかな眠りにつくことができるでしょう。 参考:『毎日がうまくいく 朝のスイッチ』(あさ出版)、『無意識さんの力でぐっすり眠れる本』(ダイヤモンド社)