心理カウンセラーが教える「運が悪いとき」の脳の特徴
運がよくなる朝の習慣
ここでは、私がおすすめする「朝の習慣」を5つご紹介します。「なぜこれをやるのか」は考えず、できるだけ無意識に行ないましょう。思考を働かせすぎると、脳に負担をかけるネガティブなことを考えがちになるからです。この習慣を取り入れることで、心晴れやかに一日を過ごすことができ、ストレスが低下して、脳の炎症を抑えることにつながります。 【朝の習慣1】スケジュールの早送り タイマーを2分にセットして、「今日、自分がすること」を早送りしながら順番にイメージしていきます。タイマーが鳴ったら「終わり!」と切って、そのあとはスケジュールのことを考えないようにしてください。すると、自分を中心とした一日のイメージが湧いてきて、「自分が主役」という感覚を持つことができます。 生活するなかで、知らぬ間に周りの人の目を気にしたり、相手に気を遣いすぎてストレスを感じたりすることがあるかもしれません。でも、これを習慣にすると、自分が人生の主役なのだと思えて、周囲に振り回されない充実した一日を過ごせるようになります。 【朝の習慣2】脳内筋トレ 寝転がったまま目を閉じて、腕立て伏せ、腹筋、スクワットをイメージの中でそれぞれ100回ずつやってみましょう。筋肉の動きや姿勢など、細部まで意識しながらやることが大切です。この「脳内筋トレ」により、セルフイメージがポジティブに磨かれて、自己評価が高くなっていきます。 誰かに言われた言葉によって、マイナスなセルフイメージを持ってしまうことは誰にでもあります。その誤ったイメージ通りに自分を演じてしまうこともあるでしょう。脳内筋トレによって、刷り込まれたセルフイメージから脱却し、新しい自分を発見できるはずです。
【朝の習慣3】かかとマッサージ 靴下を履く前に、かかとを3分間マッサージしましょう。両足でも、片足だけでもかまいません。これを毎日繰り返しているうちに、だんだんと「自分は魅力的な人間だ!」と思えるようになってくるでしょう。姿勢が自然と伸び、堂々として見られるようになったり、顔つきに自信が表れたりするようになります。 なぜこのような変化が起きるのかというと、周囲の人があまり注目しないような体の細かいパーツをケアすることで、自分を大切にする意識を持てるようになるからです。大切に扱われた心と体は、よりよく変化していきます。自分に対して後ろ向きな感情を持っている人には、とくにおすすめです。 【朝の習慣4】右手と左手を合わせる まずはベッドか布団の上であぐらをかいて座り、手のひらを上に向けて両ひざの上に置きます。次に、右の手のひらに「現実の自分の姿」のイメージをのせ、左の手のひらには「理想的な自分の姿」のイメージをのせてください。最後に、ゆっくりと両方の手のひらを近づけ、胸の前で合わせます。 この習慣を続けていると、両手を合わせたときに「本来の自分の姿」が浮かんでくるようになるでしょう。自分を責めてしまうのは、他者からかけられた「自分を縛る暗示」が影響しているからかもしれません。現実の自分と理想の自分をはっきりイメージできたら、その暗示から解放されます。だんだんと現実の自分が理想の自分へと近づいていくのです。 【朝の習慣5】体にエールを送る タイマーを2分にセットしてから、その日に一番活躍してほしい体の部位をタッチし、「今日はよろしくお願いします」と、その部位にエールを送りましょう。たとえば、考えることが多い日になりそうなら頭に、たくさん歩く日になりそうなら両脚に手を置きます。 私たちは、自分の体に文句を言いがちです。しかし、「なんで集中できないの」「なんですぐ疲れるの」とダメ出しをしていると、脳の炎症を引き起こす原因になります。朝に自分の体を励ますことで、体が最高のパフォーマンスをしてくれるようになり、脳の炎症も治まるでしょう。