「中学生の頃、性行為中に電気コードで彼女を縛って…」経験人数1000人超えの“カリスマ緊縛師”(40)が語る、「縛り」に目覚めた“意外なきっかけ”
――10代の頃はかなり奔放な生活を送っていたという話も聞きました。 鵺神 当時はまだガラケーの時代だったので、iモードの出会い系で女の子とたくさん出会ってました。オンラインでもオフラインでも無双状態で、経験人数4桁はいってるんじゃないかな。 ――出会い系で出会った人とも「縛り」をしていた? 鵺神 いや、その頃はあまり縛ってなかったですね。
「17歳のときに付き合ってた恋人が自殺した」鵺神さんが恋愛するのをやめてしまったワケ
――当時、お付き合いしていた人はいなかったのですか。 鵺神 その頃から、恋愛することをやめてしまったんです。まともに恋愛するのが嫌になった理由には、17歳のときに付き合ってた恋人が自殺してしまったこともあります。 ――どうして自殺してしまったのでしょうか。 鵺神 彼女が違法薬物に依存していたんです。私は高校を中退してから絵描きの道に進んで、絵の先生と一緒に色んな場所を回っていて。 ちょうど全国を回っていて私がいないときに、薬物依存で入院していた彼女が自ら命を絶ちました。 それ以降、恋愛はしなくなりましたね。私のことを好きと言ってくれる女性がいても、「こちらが恋愛感情を持つことはないから」と断るようにしています。
「興味あるんだったら、あなたも来てみる?」“女王様”に誘われてSMバーで働くことに…
――10代でいろいろな経験をするなかで、「縛り」の道に入ったきっかけは何だったのですか。 鵺神 iモードで無双してた18歳くらいのときに、出会い系で「女王様」と自称する女性の書き込みを見つけたんです。当時の私はイケイケだったので、「『女王様』とは言っているけど大したことないだろうし、自分ならイケるだろう」と思って会ってみました。 ところが、実際に会ったら彼女は本物の女王様で、まるで歯が立たなかった。話を聞いてみると、彼女はSMバーの関係者だったんです。別れる前に、「興味あるんだったら、あなたも来てみる?」って誘われて、それがきっかけで池袋のSMバーで働くことになりました。
――SMバーで働いてみていかがでしたか? 鵺神 当時のSMバーは今よりも入場料が倍以上で、簡単には立ち寄れないシークレットな場所でした。来ているのは、本当にSMが好きな人たちや、遊びに慣れてる人ばかり。そして、お金を持ってる人が多い。 お店では、お金持ちのおじさんが女の子と親密になっていくのを目の当たりにしました。それまでイケイケだったけど、私にはお金もないし、肩書きもなかったから、「どう頑張っても、このおじさんたちには勝てない」と感じて。それが悔しかったので、お金や肩書きでは覆せない技術を身につけようと思ったんです。