吉田隼人が久々に美浦トレセンへ登場 兄・豊との〝恐らく初めて〟の併せ馬も
10月上旬に落馬負傷から復帰した吉田隼人騎手(40=美浦・フリー)が4日、美浦トレセンで調教に騎乗。カペラSに出走予定のガビーズシスター(牝3・森一)など5頭に乗り、元気な姿を見せた。 所属は美浦のままだが、近年は栗東に拠点を置いており、美浦トレセンで調教に乗るのは久々。4月の福島牝馬Sで落馬負傷して戦列から遠ざかったこともあり、昨年10月にオープンした新坂路での騎乗は初めてだった。「(美浦には)たまに来るんですけど、今日はいいわって言われて、乗ることがなくて…(笑い)。昨年乗ったかなあ…ってくらい。坂路も初めてです。昔がダメってわけじゃないですけど、より良くなっていた。だから関東馬が走っているんだなあと思いましたね」と感想を口にした。 オオタチ(牡2・久保田)の調教では、ジロラータ(同)に騎乗した吉田豊騎手(49=美浦・フリー)との〝兄弟併せ馬〟も実現。「併せたのはあったっけかなあ…ってくらい。本当にないですね」と本人も記憶にないレアケースに目を細めた。 重賞初挑戦となるガビーズシスターとは今回が初コンビ。調教に騎乗し「めちゃくちゃ乗りやすい。いい子でした。ちょっと硬い馬と聞いていて(歩様は)コツコツしてましたが、気にならない程度。重賞へのトライなので、挑戦者の気持ち。ここでやれれば、本当に楽しみですね」と好感触だ。虎視眈々と復帰後初となる重賞制覇を狙う。
東スポ競馬編集部