レアルが3発快勝でインターコンチネンタル杯優勝! 1G1AでMVPのビニシウス「どこにでもあるトロフィーではない」
[12.18 インターコンチネンタル杯決勝 Rマドリー 3-0 パチューカ] クラブ世界一を決めるインターコンチネンタルカップ決勝が18日にドーハで行われ、欧州代表のレアル・マドリー(スペイン)が北中米カリブ海代表のパチューカ(メキシコ)を3-0で下して初代王者に輝いた。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 クラブワールドカップの新フォーマット移行(出場枠が32チームに拡大、4年に1度の開催など)に伴い、今年から開催されることになったインターコンチネンタル杯。決勝からの登場となったレアルは前半37分、ペナルティエリア左でGKをかわしたFWビニシウス・ジュニオールのプレゼントパスからFWキリアン・ムバッペが左足で押し込み、先制に成功した。 後半8分にはムバッペのパスを受けたFWロドリゴ・ゴエスが個人技から右足でゴール右に突き刺し、追加点をマーク。さらに同39分、DFルーカス・バスケスが獲得したPKをビニシウスが決め、3-0と勝負を決定づけた。 レアルはUEFAスーパーカップに続く今季2つ目のタイトルを獲得。前日17日にFIFA男子最優秀選手賞を受賞したビニシウスは、1ゴール1アシストの活躍で決勝と大会のMVPに選ばれた。 クラブ公式サイトによると、ビニシウスは試合後のインタビューで「僕にとってすごく素敵で重要な1週間になっている。これは子供の頃から僕と一緒にプレーした全ての選手、特にレアル・マドリーのたちのためのものだ。彼らは僕のために全てのことをやってくれた。僕に自由を与え、毎日チームのため、この偉大なクラブのために偉大なことをするために僕を手助けしてくれている」と周囲への感謝を語っている。 続けて「家族により良い生活をしてあげられるようになってからとても落ち着いた日々を過ごしている。僕は世界最高のクラブであるレアル・マドリーへ加入して難しい時期もあったけど、僕は決してうつむくことなくしっかりと練習し続けた。僕に投票したくない人がいる賞(受賞を逃したバロンドール)が僕の考えを変えることにはならないし、僕の仲間の全てが僕に毎日言ってくれる。僕は彼らのためにプレーするため、世界で最も偉大なユニホームで最善を尽くすためににここにいる」と話した。 レアルにとっては史上9度目の世界王者。ビニシウスは「僕らが戦う試合はどれも勝つためのもので、特に大会の決勝はそう。僕らは常にトップに居続けたい。今日のそれはどこにでもあるトロフィーの1つではなく、僕らは世界最高クラブを戴冠した。できることなら、こういう形で長い間続けていき、このユニホームと共に歴史を作り続けたい」と意欲を示した。