さらに優れたドライビング特性とともに登場!電動車含む3台の新型「メルセデス Gクラス」を初テスト!
新型メルセデス Gクラスを初テスト。新型メルセデス Gクラスは、いつもの角張ったフォルムで、幅広いドライブポートフォリオとさらに優れたドライビング特性とともに登場した。
「メルセデスGクラス」は40年以上にわたり、ドイツが誇るオフロードビークルの代表格である。当初は軍用車として計画され、1979年以来、ラフロードファンのアイコンモデルとなっている。最新版の「Gクラス」が細部に至るまで「G」であることを視覚的に認識できるのもそのためだろう。そしてそれは、ディーゼル、ガソリン、AMG、純粋に電動で動く「Gクラス」のどれを指しているのかを問わない。また、「Gクラス」には4つの異なるパワートレインが用意されているという事実も明らかになった。
ディーゼルの「G 450 d」は、おそらくドイツで最も人気のあるモデルだろう。そのボンネットの下には、48ボルトの電動システムとスタータージェネレーターを内蔵した直列6気筒エンジンが搭載され、ブーストモードでは367馬力に20馬力が追加され、必要に応じて最大トルク750ニュートンメーターに200ニュートンメーターが上乗せされる。トルクコンバーター式9段変速オートマチックトランスミッションで、低回転域でのオフロード走行を快適なものにしている。
G 450 d:頻繁に運転するドライバーの最初の選択
スムーズでささやくように静かなディーゼルエンジンは、頻繁に運転するドライバーの最初の選択肢となるだろう。というのも、「G 450 d」は122,808ユーロ(約2,063万円)と、エントリーレベルの「G」として最も安価だからである。 アダプティブダンピングが標準装備され、パッシブダンパーよりもはるかに優れた凹凸路面の補正が可能だ。特に、ローリングやピッチングが細かく吸収され、車体の動きが大幅に軽減される。経験の浅いオフロード愛好家でもラフドライビングが楽しめるように、開発者は一般道用のおなじみのドライビングプログラム(コンフォート、スポーツ、エコ、インディビジュアル)に加えて、オフロード用の3つのプログラムをメニューに追加した。
どんな地形にも対応
「トレイル」は、路面が緩く走りやすい地形で最適な操作ができるよう、ドライブ、スプリング、ステアリングを調整する。「サンド」は、ESPの制御介入を変更することで、特に緩い路面でのダイナミックな走行時に、駆動力が常に最適に配分され、ブレーキングやコーナリング時の安全性も大幅に向上する。しかし、最も印象的な機能は「ロック」ドライビングプログラムで、センターロックが作動した後、ローレンジの困難な地形で3つの「ロック」が常に適切なタイミングで作動するため、100%の登坂能力と最大35度の走行安定性が確保される。 新型「G」では、ドライブプログラムとデフロックはセンターコンソールからではなく、ダッシュボード中央のパネルから、あるいは「Eクラス(W213)」ですでに採用されている新しいセンターディスプレイから、ボタンひとつで操作できるようになった。操作は直感的で、急斜面や谷を越える激しい行程でもドライバーを不安にすることはない。
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