「不器用でアピールできない人」は損!…”問題行動”もないのに夫婦関係にトラブルが起きてしまう衝撃の理由とは
コロナ禍以降、生活スタイルの変化に伴って夫婦の時間が増えた結果、熟年離婚が相次いでいる。離婚の原因を紐解いてみると、夫婦関係のほんのささいな不満に根ざしていることも少なくない。 【漫画】刑務官が明かす…死刑囚が執行時に「アイマスク」を着用する衝撃の理由 本連載では、離婚カウンセラーとしてこれまで約4万件もの離婚相談を受けてきた著者の新刊『なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか?』(岡野あつこ著)より一部抜粋・再編集して、夫婦関係におけるトラブル回避のためのノウハウをお届けする。 身近な人間関係に対するコミュニケーション技術は夫婦間の問題のみならず、職場や家庭、子どもや介護にまつわる悩みの解決にも役立つはずだ。 『なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか?』 連載第28回 『うるさい社長に「仕事してるアピール」をするために「スリッパを10センチだけ動かした」結果』より続く。
やりすぎくらいがちょうどいい
夫婦関係のトラブルを抱えているというと、夫婦のどちらかが「浮気している」や「DVやモラハラがひどい」といった「問題行動の多い人」というイメージがあるかもしれません。でも、先に触れたようにそういう問題行動がないのに離婚相談に来る人が増えています。 むしろ「真面目な人」や「不器用な人」ほど、ストレスを溜め込んで、突然爆発させてしまったりします。 そういう人に限って「自分はきちんと生きている」と思い込みがちですので、誤解されやすいものです。自分では多少やりすぎで恥ずかしいと感じるくらいにアピールすべきだと思います。 不器用でアピールできていない人はかなり損をしています。そのせいで、パートナーに自分の本当の気持ちを理解されなくて、夫婦関係にトラブルを抱えがちだからです。 本来はコツコツ真面目にがんばるタイプが多いので、ちょっと考え方を変えたり気恥ずかしさを乗り越えれば、日常的にうまくアピールすることは思っているほどハードルが高いわけではありません。 最近、そうしたアピールの力を再認識する出来事がありました。
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