40代以上の2人に1人が「突然の失明リスク」を抱えている…自覚症状がないまま視力を奪う「緑内障」の本当の怖さ
■半数近くの人は「不調」があっても病院に行かない… 日本眼科啓発会議が40代以上の男女に「目の健康に関する意識調査」を行ったところ、「目について何らかの自覚症状がある」と答えた人のうち、3年以内に目の検査を受けた人は全体の57.9%でした。つまり「目に何らかの不調があっても、半数近くの人が眼科へ行っていない」ということです。 忙しい現役世代が、通院の時間を捻出しにくいという事情はよくわかります。 とはいえ、どのような病気も早期発見、早期対応は非常に重要です。 日本眼科啓発会議による次のチェックリストを、ぜひ確認してみてください。 このリストにある10項目を、詳しい理由つきでご紹介しますね。 ■目の病気を早期発見するための「10大ポイント」 【アイフレイルチェックリスト】 ①目が疲れやすくなった 「目が疲れやすくなった」ということは、目の使いすぎで負担をかけているのかもしれません。また、何らかの病気が隠れている可能性もあります。 ②夕方になると視えにくくなることが増えた 目が健やかな場合。寝る寸前まで「視えにくい」とは感じないものです。 しかし夕方くらいで「視えにくい」ということは、かなりの負担がかかっていることになります。もしかすると、老眼が始まっていることも考えられます。 ③新聞や本を長時間視ることが少なくなった 「もともと新聞や本をよく読んでいたのに、最近読まない」、そんな人も要注意です。 新聞や本に興味を感じなくなっただけかもしれません。 面白い本と出会えていないだけかもしれません。 でも、もしかすると目の問題かもしれないからです。 「視る力」が弱くなっている、もしくは何らかの病気がある恐れがあります。 ④食事のときにテーブルを汚すことがたまにある 食べているものをこぼしやすい、またそれに気づきにくい人がいます。 急いでいたり、何かを読みながら食べていたりする場合、そうなってしまうのは仕方がありません。 また「もともとよくこぼすのだ」という人もいるでしょう。 しかし、そうではない場合。「前はこんなにこぼさなかったのに……」という人は、視る力が衰えているのかもしれません。