デビュー初優勝を決めた大場恒季

　ボートレース尼崎の「にっぽん未来プロジェクト競走in尼崎」は8日、第12Rで優勝戦を行い、大場恒季（24＝愛知）がイン逃げ快勝。2020年5月のデビューから4年5カ月目、4回目の優出で初Vを達成した。 　相棒の44号機は6月のSGグランドチャンピオンでセット交換が行われ、超抜エンジンに生まれ変わった。大場は「前検に乗ってエンジンのパワーがあるなと。峰（竜太）さんが整備されていて、それに合わせてペラをしたら良かった」。5走4勝で予選トップ通過と一気にVロードに乗った。ファイナルはコンマ03とこん身の踏み込みで「スタートが本当に下手くそなので、そこだけ集中して。全速で行きました。凄い方々が相手だったので、逃げられて自信になりました」と気迫の鋭発で栄冠をつかみ取った。 　F3を経験し、現在はB2級。「長い休みの間、このままだとダメだと自分を見つめ直しました。整備、ペラ、ターンとか考え直して。今期やっと結果が出ている」とA1ペースの好調ぶりだ（8日現在の今期勝率は6.42）。 　レース後のウイニングランに大勢のファンが歓声を送り「感動しました。尼崎はお客さんも関係者の方も優しいので、好きなレース場です。A1に上がって記念で活躍したいです」と感謝を口にした。