4日から本格流通 新紙幣入手は? 20年前は1年間で約6割入れ替わる “便乗”詐欺にも注意【#みんなのギモン】
■20年前は1年間で約6割が新紙幣に…
小林解説委員 「それには理由があるんですね。きょう、銀行関係者に聞いてみたところ、いま多くのATMには元々入っていた旧紙幣が残されているわけです。これらの旧紙幣が少なくなったところで、それ以降は新紙幣を補充していくので、一定時間がたてばATMの中身は新紙幣が多くなっていくわけなんです」 「ただ、ATMは預け入れもしますから、誰かがATMに紙幣を預けると、そのまま中でスタンバイされるわけなんですね。いまは旧紙幣を使う人がまだ圧倒的に多いので、私たちがお金を引き出すとまだまだ『旧紙幣』が出てくる可能性が高いということなんです」 「ただ、レアケースとして、誰かが『新紙幣』を預け入れば、栄一さんと諭吉さんが混在することもありそうです」 森アナウンサー 「例えば5万円をおろしたら、旧紙幣、旧紙幣、新紙幣、新紙幣、旧紙幣というパターンもあるということですね」 忽滑谷こころアナウンサー 「入れ替わりがちょっとずつだと思うんですけど、当たり前に私たちの手元に新紙幣が手に入るというのは、どのくらいかかるんですか?」 小林解説委員 「20年前に新紙幣に入れ替えた時には、1年間で(ATM以外も)およそ6割が新紙幣に変わったそうですが、4割は1年たっても旧紙幣のままだったということなんです。新紙幣が出てくるのが当たり前になるのというのは、しばらくかかりそうですね」
■早く入手したい場合は銀行窓口などで
鈴江アナウンサー 「どうしても新紙幣を入手したいという人は、やはり銀行窓口に行くのがよさそうですか?」 小林解説委員 「そうですね。経済部の日銀・金融担当キャップの渡邊翔記者によりますと、『新紙幣は日銀から金融機関に渡されていくので、やはり早く手に入れたいという人は、“銀行の窓口や両替機”で“確かめてから交換”するのが確実』ということです」 鈴江アナウンサー 「“確かめてから”というのは、そうじゃない(新紙幣が用意されていない)場所があるからということですか?」 小林解説委員 「そうですね。新紙幣、早く手に入れたいという方もいらっしゃると思うんですが、一方で気をつけていただきたいのが、次のポイントです」