【103万円の壁】『178万円』への引き上げ 交渉決裂なら「不信任」も 国民民主・玉木議員を生直撃「政治の責任は国民の懐を豊かに」 維新と「合う政策については協力」
■Xの投稿では維新側への「牽制」ともとれる発信が
続いて、玉木議員は、「財務省の戦略は予算に対する影響が最も『安上がり』の政党と握る 最近の維新幹部の発言を聞いていると維新と握る算段がついたのか」とXに投稿していることについて聞く。(一部抜粋) この投稿は「103万円の壁」の引き上げが上手く進まないのは、「維新が教育無償化の話も議論しているからじゃないか」という牽制にも見えるが、意図は何なのか。 国民民主党 玉木雄一郎議員:私も財務省・大蔵省にいたので、主計局という予算をつくるところにいたので、これ当たり前なんです。 これで今、自民党・公明党が過半数を割っている状況の中で、どうやって予算を成立させるのかということを言うと、我が党だけじゃなくて、維新の皆さん、あるいは立憲民主党に協力していただいたら、簡単に通るんですよ。 だからそういった政党の意見とかどういう政策を実現したいのかっていうことを聞いて、それを予算に取り込んで成立を図るのは、これ財政当局としては当たり前なので。 なんか陰謀論的なことではなくて当然の働きかけだというふうに思いますし。 だから我々は『178万円』まで(『103万円の壁』)引き上げ、維新は「高校の無償化」って言ってますけど、立憲さんだと、例えば少し増税してでも、財政安定させようってことで合意するかもしれないし、わからないですこれ、何が起こるか。
■「中途半端にやるつもりはない」
そんな、「わからない」中でも、維新・吉村代表は27日放送の「newsランナー」で、維新と国民でしっかりとタッグを組んで、与党にプレッシャーをかける、「ただ中途半端では駄目だ」と話していた。 国民民主党 玉木雄一郎議員:もともと我々、中途半端にやるつもりはなくて。だから選挙で掲げて、それに議席を得て、もう何としてもやるんだということで、大変抵抗も強いんですけども、この間ずっと自民党・公明党とも交渉してきたとということですね。
■「国民の応援が政策実現の追い風に」
ここまでの玉木議員の発言に、番組コメンテーターの京都大学大学院・藤井聡教授が次のように指摘した。 京都大学大学院 藤井聡教授:国民としては本当に「178万」まで絶対やってもらいたい、とことんやってもらいたいと思っているわけです。 しかし、我々国民として一番恐れているのは、やっぱり(自民・公明の与党が)立憲民主党と組まれて、今おっしゃったような「178万」も「高校無償化」も潰してしまうというのが恐ろしいことになるわけですから。 そうなってしまうのは、向こうの駆け引きがあると思いますので、そうならないように、ぜひ野田さん(立憲民主党代表)ともよく話もしていただいて、抜け駆けしないようにしていただきたいなと思いますね。 国民民主党 玉木雄一郎議員:やっぱり国民の皆さんの応援が最後一番大事なんですよ。 どういう予算を組むのか、あるいはどういう負担にするのかっていうことを、国民の皆さんが考えていただいて、後押ししていただければ、大きな政策実現の追い風になると。
【関連記事】
- 「178万円絶対やるべき」と維新・吉村代表「壁」引き上げ巡り 与党は維新・国民を天秤に?キーマン直撃
- 玉木氏たどり着いた「数撃ちゃ当たる」“切り抜き”も歓迎で国民民主の議席4倍 見る人・出す人見識が課題
- 「『報道をやめる』ことをやめなきゃいけない」橋下徹氏“オールドメディア”に物申す「テレビとSNSはミックスすればいい」
- 【速報】「痛みを治してくれ。足を動くようにしてくれ。そうじゃなければ死ぬ」手術ミスで腰の神経一部切断 患者は両脚のまひなど後遺症 赤穂市民病院に勤務していた医師を業務上過失致傷の罪で在宅起訴
- 中学教師が「セックス」指導 “コンドームの付け方実践”や“出産シーン鑑賞”に挑戦 「先生セックス何回したことある?」なんて質問も