五分の星か? 後退か? 前節初勝利の横浜Eが開幕3連勝の静岡BRを迎え撃つ!
横浜キヤノンイーグルスが早くも正念場を迎える。『NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25』第4節で静岡ブルーレヴズを迎え撃つのだ。 【PHOTO】マロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ) 4シーズン目となるリーグワンでは移籍も活発化、各チームともコーチ陣の充実を図るとともに積極的な補強も施し、戦力は拮抗してきた。今季は僅差のゲームが激増し、下馬評を覆す結果も散見する。これまでのように安全パイは皆無となり、勢力図は変貌しつつあるのだ。 一昨年3位、昨年4位からさらに上を目指す横浜Eだが、開幕戦では王者東芝ブレイブルーパス東京に21-28の悔しい逆転負けを喫すると、第2節は立ち上がりからコベルコ神戸スティーラーズの勢いに飲まれて18-36。第3節、ディビジョン1昇格組の浦安D-Rocksを相手に6トライを叩き込んで40-12の今季初勝利をマークしたのだった。 浦安DR戦後、沢木敬介監督が「東芝戦は本当に勝てたゲームだったので、チームもそこで少しショックがあった。神戸とのゲームでは全然自分たちのラグビーができず、今日どういうふるまいをするか。過去は変えられないし、これからどういう未来を作っていくか。不細工なラグビーでもエナジーやパッションは伝わった試合だったと思うので、来週に向けてもう1回いい準備をしていきたい」と開幕3連戦を振り返ると、CTB梶村祐介主は静岡BR戦に向けて「セットピースを強みにしてくると思う。今季はアウトサイドに力強い選手が揃っているし、最初に流れを与えてしまうと引き戻すのはなかなか難しい。いかにプレッシャーを掛けながら、自分たちのペースでゲームを進めていくかが大事」と語った。 一方、これまで3季連続8位と不本意な成績に終始した静岡BRは3連勝スタートを切った。開幕戦で神戸Sから15-13の劇的逆転勝利を手繰り寄せると、第2節では浦安DRに62-19の大勝。前節は三菱重工相模原ダイナボアーズとの取りつ取られつ好ゲームを40-33で制した。2試合連続ハットトリックのWTBマロ・ツイタマは「チームとして改善すべきところに向き合って、毎週積み上げていくことが大事。一歩ずつ成長しながら、何よりも自分たちらしいプレーをしていくことが一番」と先を見据えた。 両軍の試合登録メンバーは以下の通り。 【横浜E】 1岡部崇人、2庭井祐輔、3杉本達郎、4リアキマタギ・モリ、5マシュー・フィリップ、6ビリー・ハーモン、7古川聖人、8シオネ・ハラシリ、9ファフ・デクラーク、10田村優、11竹澤正祥、12梶村祐介、13ジェシー・クリエル、14石田吉平、15小倉順平、16中村駿太、17南友紀、18祝原涼介、19コルマック・ダリー、20アマナキ・レレイ・マフィ、21山菅一史、22田畑凌、23ヴィリアメ・タカヤワ 【静岡BR】 1山下憲太、2日野剛志、3伊藤平一郎、4大戸裕矢、5マリー・ダグラス、6ヴェティ・トゥポウ、7ジョーンズ リチャード剛、8クワッガ・スミス、9北村瞬太郎、10家村健太、11マロ・ツイタマ、12ヴィリアミ・タヒトゥア、13シルビアン・マフーザ、14ダミアン・マーカス、15チャールズ・ピウタウ、16リッチモンド・トンガタマ、17河田和大、18郭玟慶、19桑野詠真、20庄司拓馬、21シオネ ・ブナ、22田上稔、23ヴァレンス・テファレ 果たして、横浜Eが星をイーブンに戻すのか、静岡BRが開幕4連勝をマークするのか。『NTTリーグワン2024-25』第4節・横浜E×静岡BRは1月11日(土)・ニッパツ三ツ沢球技場にてキックオフ。チケット発売中。試合の模様はテレビ神奈川にて録画放送。