隣人を蹴り死亡させた罪　女（６５）に懲役５年の実刑判決　広島地裁

隣人を複数回にわたり足蹴りし、死亡させた罪に問われている女に懲役5年の実刑判決が言い渡されました。 被告の女（65）は去年7月、西区庚午中にあるアパートの2階廊下で同じアパートに住む男性（当時80歳）を複数回にわたり足蹴りし死亡させた罪に問われています。 検察は被告が男性の抵抗がなくなったあとも攻撃していたとして懲役6年を求刑していました。 弁護側は被告の攻撃は男性からの暴行から身を守るための反撃だったとして、正当防衛による無罪を主張していました。 7日の裁判員裁判で広島地裁は無抵抗となった男性に暴行を続けたことなどは、被害者に対する恨みを晴らすための攻撃という面が強いとして被告の女に対し懲役5年の実刑判決を言い渡しました。