米・ユナイテッド航空の「737MAX9」にボルトの緩みが見つかる アラスカ航空の事故受け点検
アメリカのユナイテッド航空は8日、アラスカ航空の事故を受けボーイング社製の機体「737MAX9」を点検した結果、ボルトの緩みが見つかったと発表しました。 ボーイング社の旅客機「737MAX9」をめぐっては、5日、アラスカ航空が運航する旅客機の機体の一部が吹き飛び、緊急着陸する事故があり、FAA=アメリカ連邦航空局は6日、同型機の緊急の一斉点検と運航の一時停止を命じていました。 同型機を79機保有するユナイテッド航空は8日、機体の検査を行った結果、窓などを固定するボルトの緩みが見つかったと発表しました。ロイター通信によりますと、ボルトが緩んでいた機体はこれまでのところ10機近くにのぼり、さらに増える可能性があるということです。ボーイングの737MAXシリーズをめぐっては、2018年と2019年に相次いで墜落事故があり、一時、世界で運航が停止していました。