「食べても良い夜食」ってあるの? “健康状態を崩さない夜の食事”を専門家が解説!
夜食に関する専門家のアドバイス
編集部: 好きなものを食べるタイミングはどのようなタイミングが良いですか? 市川先生: 朝食に自分の好きなものを食べ、夕食はなるべくヘルシーでバランスの良い食事を心がけるとダイエットとしては効果的でしょう。他方、必要以上に甘い物を摂取することは、血糖値の急激な上昇を招くので、肥満につながりやすいと言えます。水分補給では、水やお茶などにすることをおすすめします。 編集部: 飲み物にも注意は必要ですか? 市川先生: 糖質の多いジュースやアルコール類、カフェイン飲料は、寝る前はさけた方がいいでしょう。カフェインはコーヒーだけでなく、緑茶や紅茶にも含まれます。カフェインは体内での分解に時間がかかるので、夕方以降のカフェイン飲料は控え、ノンカフェインなお茶(麦茶やルイボスティーなど)や水に切り替えましょう。 編集部: 夜食をとってしまった後の行動でアドバイスはありますか? 田原先生: 夜食をとってしまった、遅い時間に食事をしてしまった時には、食後すぐに寝るのではなく、1~2時間程度待って消化が進んでから就寝するように心がけることがおすすめです。また、夜食を食べたくならないように、夕食後に歯磨きをする、食べ物を見えるところに置かないなどの工夫をすると同時に、夜寝る前の行動を自分の中でルーティン化して、決めておくことも大事です。ストレッチや読書など、就寝に向けた準備をするようにしましょう。 編集部: その他、ダイエットをする際に注意すべき点はありますか? 田原先生: 偏った食事や急激な減量は、体調不良やリバウンドにつながります。ダイエットをする際には、適度な運動習慣を取り入れながら、食事の内容とタイミングの改善を心がけると良いでしょう。
編集部まとめ
遅い時間の食事は健康に良くないということは科学的にも報告されているようです。自ら好んで夜に食べるという場合だけでなく、仕事や習い事などで食事が遅くなってしまうケースもあるかと思います。寝る時間に合わせて、間食も活用しながら食事のタイミングを決めることで、肥満予防や生活習慣予防に繋がると教えていただきました。本稿が、読者の皆様にとって、夜食に関する疑問や悩みを解消する一助となり、健康的な食生活を知るきっかけとなりましたら幸いです。