新大関・大の里、初日白星発進も微妙な表情変化に元若乃花の指摘「これは良くないなと思っている」大相撲九州場所始まる
<大相撲十一月場所>◇初日◇10日◇福岡・福岡国際センター 2024年を締めくくる九州場所が幕を開けた。注目は新大関・大の里(二所ノ関)、そして3場所ぶりに幕内復帰を果たした前頭十六枚目・尊富士(伊勢ヶ濱)だろう。 【映像】大の里が取組後に即反省?微妙な表情変化 横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)は両変形膝関節症と糖尿病で「3週間の加療を要する見込み」で2場所連続23度目の休場となった。これで今年、15日間をフルで出場したのは、初場所と名古屋場所の2場所だけとなる。9月20日には元大関の貴景勝が引退を発表している。 そんな中で、相撲界では若手力士が台頭してきている。大の里は5月の夏場所で、初土俵から所要7場所の史上最速優勝。2度目の優勝を果たした先場所後は、所要9場所と史上最速で大関に昇進した。注目を集める中で迎えた九州場所の初日は同世代の前頭筆頭・平戸海(境川)と取組を行い、突き落としで下した。 一方、大の里の取組を見て実況の舩山陽司アナウンサーが「大の里立ち合い良くありませんでした」「ホッとした表情です」と指摘すると、解説の元横綱・若乃花の花田虎上氏は「平戸海は立ち合い良かったですね。あまりにも良かったから勢いが止まっちゃったんですよ」と話しつつ、「ほら、首振ってるでしょう。これは良くないなと思っている。でも大関で初日勝って良かったという自分の中でのせめぎ合い」と大の里の微妙な表情変化を受けての心情を推察していた。 尊富士は新入幕の前頭十七枚目・朝紅龍(高砂)を叩き込みで下し、こちらも白星発進。また、大関・豊昇龍(立浪)は前頭筆頭・王鵬(大嶽)を寄り切りで下し、結びの一番に登場した大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)は、小結・正代(時津風)を突き落としで破り、3大関は順調なスタートを切った。 (ABEMA/大相撲チャンネル)
ABEMA TIMES編集部