写真：家電 Watch

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します 【画像】「もはや、ねこ。」のサイズ展開はシングル、セミダブル、ダブルの3つ 12月に入り、いよいよ今年の冬も本番。夜の冷え込みが厳しくなり、温かい毛布が恋しくなってきました。 実は家にある毛布の生地が薄くなってきたので、新調しようかと考えていました。そんななか、猫飼いの筆者にとって魅力的な毛布が登場しました。それが、タンスのゲンの「もはや、ねこ。」です。 その名前の通り猫にこだわって、3つのポイントを重視して開発したという毛布。本当にコンセプト通りなら、最高の眠り心地が期待できそうです。そこで、どれくらい本物の猫っぽいのか、実際に撫で比べて確認しました。 ■ すぐに全身ぽかぽか!「ねこ温感シート」 「もはや、ねこ。」の1つめのこだわりポイントは、「猫のぬくもり」です。 「猫を触っている時や、膝に乗ってくれた時の幸せなぬくもりを再現」するために、内側の生地裏に「ねこ温感シート」を採用しています。このシートのおかげで、最高3.8℃も温かくなるそう。ちなみに猫の平熱は人間よりも2～3℃高い約39℃。この体温差を再現することが、“猫感”を出すポイントのようです。 さらに、中わたには吸湿発熱機能がある素材を使用しているので、寝汗をかいてもムレにくく快適。毛布は2枚合わせ構造になっているので、熱を逃さないようになっています。 価格は、シングル(150×200cm)が5,999円、セミダブル(170×200cm)6,999円、ダブル(190×200cm)7,999円。 試しに、まずは猫を抱っこしてぬくもりを確認。3.8℃の体温差をはっきりと実感とはいかないものの、じんわりとした心地よいぬくもりを感じます。 続いて「もはや、ねこ。」にくるまってみると、入った直後は冷えていても、すぐに温まってくるのがわかります。これが猫のぬくもりと同じかと言われると難しいですが、数分もすれば全身がぽかぽかとした熱に包まれるので、寒い夜にもすぐ寝付けそうです。 ちなみに毛布には湯たんぽを入れられるポケットが2カ所ついています。湯たんぽの位置が固定できるだけでなく、「“イマジナリー猫”と一緒に眠ることができる」というユニークな使い方も考えられています。 ■ 手触りは本物の猫以上? ふわもち&すべすべ感 2つめのポイントは、「猫の手触り」。 猫特有のふわふわ、もふもふ感を再現するために、一般的なマイクロファイバー製品のなんと1.8倍の密度を持つポリエステル100%カチオン生地を使用。さらに、乾燥しやすい冬場に発生しがちな静電気を抑制してくれる工夫も。ポリッシャー加工を適切なタイミングと回数繰り返すことで実現したという手触りは、「極上キャットタッチ」と説明されています。 それでは撫で比べてみましょう。うちの猫は長毛種なのですが、まだ子猫なので毛の長さが十分ではなく、ふわふわともちもちの中間のような撫で心地がします。一方の「もはや、ねこ。」は、ふわふわともちもち、それにすべすべが加わった質感です。 新しいということもあると思いますが、これまで家で使っていた毛布よりも柔らかく、滑らか。うちの子もブラッシングは欠かしませんが、悔しいけどこの滑らかさは出ていません。毛布を引き上げてしっかり被ると、顔を埋めて“猫吸い”している時のような感覚がありました。これは猫の種類にもよると思いますが、手触りはだいぶ本物の猫っぽさがあるように思います。 実際に「もはや、ねこ。」で寝てみると、先ほど書いたようにすぐ温かくなり、とても気持ちよく眠ることができました。毛布が柔らかいため、身体にフィットして熱が逃げにくいように感じます。 ■ 見た目も本物の猫っぽさを追求 3つめのこだわりポイントは「見た目」。 見た目にも本物の猫っぽさを追求することで、癒し効果を高めようという考えのようです。 猫の毛並みをイメージしたカラーは、ボンベイブラック、ロシアンブルー、ペルシャホワイト、チャトラの毛並みをイメージした4種類をラインナップ。生地の染色技術で繊細なグラデーションを再現し、本物さながらの艷やかな毛並みが楽しめます。 実際に手元にあるボンベイブラックのカラーは、黒の中にもツヤがあって、以前飼っていた短毛種の黒猫のことを思い出しました。この毛布は洗濯機で洗えるほか、抗菌/防臭/防ダニ加工によって清潔に使えるため、普通に毛布として使い勝手が良さそうです。 「もはや、ねこ。」を本物の猫と比べてみると、触ったり見た時の「幸せな気持ち」は本物の猫の圧勝ですが、“猫感”のある毛布としては大満足できました。毛布を新調しようと考えている方はもちろん、猫が飼えない環境の方や、猫グッズを集めている方にもおすすめできます。