広島商が初戦突破 21世紀枠・丹生に打ち勝つ 選抜高校野球
第94回選抜高校野球大会は第5日の23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、中国大会準優勝の広島商が、21世紀枠選出で春夏通じて初出場の丹生(福井)を22-7で破った。今大会では、広陵も2回戦進出を果たしており、広島県勢2校が初戦を突破するのは第74回大会(2002年)以来20年ぶり。 【丹生vs広島商 古豪と初出場校の一戦を写真で】 広島商は春通算20個目の白星。第8日(26日)第3試合の2回戦で、鳴門(徳島)―大阪桐蔭戦の勝者とぶつかる。 ◇丹生は計15四死球響く 広島商が16安打22得点で圧勝した。1点を追う二回、相手のミスなどにつけ込み、松浦の左前適時打などで大量5点を奪って逆転。四回も相手の守りの乱れに乗じて八幡の適時打などで4点を加えた。丹生は二回に井上の適時二塁打などで4点を奪うなど2桁安打を放った。小刻みな継投で対抗したが、計15四死球と安定しなかった。 ◇広島商・荒谷忠勝監督 (相手左腕・井上の)スライダーの見極めを徹底した。(4投手の継投に)小粒ばかりだが、短いイニングでそれぞれの良いところを出した。1勝に満足することなく次も良い準備をしたい。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。