春風亭一之輔、ハゲで笑いをとるのは「免許制」にすれば 笑えない世の中もちと堅苦しいからさ
私のようなチャラいハゲが「ハゲって言うな!」と憤怒せず、「そうなんす、ボクちゃんハゲてんす。テヘヘ」とうすら笑いを浮かべてるから、辛うじてまだハゲを笑っていい空気がありますが(後天的な、いわゆる「ハゲ」に限る)、近いうち「ハゲ」もブスやデブと同じように口にしたらその場がピリつくようなセンシティブな言葉になるはずです。そう、「ハゲ」はもってあと一年、いや半年(個人の感想)。ハゲで笑えなくなる日が必ずくるはず。「クライシス オブ ファニー ハゲ」(文法が合ってるかどうかは知らん)はもうそこまできていると思うのです。 ■私はおおらかに だからね。 ハゲで笑いをとるのはいっそのこと「免許制」にしたらいい。「オレのハゲは笑ってもいいハゲ」「オレのハゲは笑って欲しくないハゲ」と、どちらのハゲなのかハッキリさせて生きていくのがわかりやすい。 ハゲでいっさい笑えない世の中はちと堅苦しいからさ。 私はおおらかにハゲていきたい。 決して全ハゲが笑いの対象になればいいとは思ってないですよ。 ハゲが自分で自分のハゲ道を選んでいきましょう。 「ハゲネタ」……これでいいか? AERA dot.さんよぅ???
春風亭一之輔