「オリオンホテル那覇」なら、究極ビールも“無菌”カキも大行列の沖縄“生そば”も、ぜ~んぶ楽しめる!【後編】
沖縄でビールといえばオリオン、そのジョッキビールもどうせオリオンなのだが、ちょっと休んだらディープタウンものぞいてみることにしよう。
翌朝、目覚めはきわめてよかった。さっそくダイニングに下りて、朝食をいただくことにしよう。 ビタミンブレックファーストと銘打たれたここの朝食は、メイン料理は選択して注文、前菜やサラダ、フルーツやヨーグルト、ドリンクなどはブッフェ形式で好きなだけ取る「選べるメインとハーフブッフェスタイル」。 ついつい、メインにはオススメという自家製スパイスカレーを選んでしまった。けっこう辛い! だがスパイシーななかにもほのかな酸味と甘みがある。地元で採れた旬の野菜がグリルされて入り、栄養もボリュームも満点だ。添えられた「沖縄県産うっちんライス」も盛りがいい。「うっちん」は沖縄の方言で、ショウガ科の多年草ウコンを指す。そのせいか、たくさん食べても胃にやさしい印象だ。
満腹になってしまったので、総支配人のお言葉に従い、壺屋やちむん通りまで歩いてみよう。うーん、朝から晴天すぎて、カレー効果もあるせいか10分歩いたら大汗。たまらず、やちむん通り入口付近にある「那覇市立壺屋焼物博物館」に駆け込んだ。
入場料はたった350円。なのに冷房は効いているし、3階建てで想像していたより展示物がはるかに多くて立派。1~2階の吹き抜け大空間には、この地域の古民家が復元され、中には祝い膳を再現した模型もある。吹き抜けの壁を利用した映像シアターでは、オリジナルムービー「やちむんの生まれる島」が上映されている(これは必見!のおもしろさ)。ちょっと休憩のつもりが、じっくり見学してしまった。ここ、オススメです。
続いて覗いたのは、やちむん通りから、路地を入って緩やかな坂を上ったところにある「壺屋焼やちむん道場」。この界隈に5店舗を構える「壺屋焼窯元 育陶園」が経営する、やちむん(陶芸)工房&体験施設だ。名前はややいかめしいが、昼休憩中の女性スタッフがにこやかに出迎えてくれた。