近年増加している意外な買い取り品は何だ? 出張買い取りの「バイセル」に聞いた【会社のギモン】
【会社のギモン】 BuySell Technologies ◇ ◇ ◇ ちびまる子ちゃんのCMでおなじみの出張買い取りバイセルテクノロジーズ。リユース品は少し前まで店舗での買い取りが一般的だったが、出張買い取りサービスをいち早く導入。現在は「バイセル」の名で年間26万件の出張買い取りを実施している。 【写真】ポッカレモンの“ポッカ”って何の意味? メーカーに聞いた 「近年、増加しているのは遺品整理の依頼です。遺品はただのモノではなく、多くの思い出があり手放しづらい。いつかは対応しないといけないというときに弊社の『リユース』はゴミとして処分するのが心苦しいという方に受け入れられ、多くのご利用をいただいています。心の荷を下ろし、地球にやさしく、さらに買い取り金額が他の整理に充てられるなど、お財布事情にもやさしい方法です」(バイセル担当者) バイセルではどのようなものを買い取るのか? 「高値が付きやすいのは、金が使われているものですが、延べ棒のようなものだけでなく、記念硬貨、時計、万年筆のペン先、眼鏡のフレーム、また金歯ももちろん売れます。着物も証紙(しょうし)という産地やブランドの証明書があれば、より高額になる可能性があります。最近の空き家の査定では約1割のお客さまで10万円以上の買い取り額(2024年4~7月末時点)になるなど、特に高価なモノがないように見えても意外と買い取り品が見つかっています」(前出の担当者) 出張買い取りでダマされるケースは後を絶たないが、注意したい点についてバイセルの担当者がこう挙げる。 ①呼んでいないのに訪問するのは違法 ②古物営業許可を取得している ③訪問時に行商従業者証の提示がある ④8日間のクーリングオフの案内がある ⑤1人で対応しない、家族や友人の同席を仰ぐ バイセルは東証上場(グロース市場)しており、第三者機関の承認がある点はポイントだ。