大谷翔平、左肩負傷の不安が的中…「左手が…地面に引っかかって伸びきってしまうリスクある」盗塁解析した筑波大教授が懸念を挙げていた
◇26日(日本時間27日) MLBワールドシリーズ第2戦 ドジャース4―2ヤンキース(ロサンゼルス) ◆左手を地面につく動きを懸念、51-51達成時の本紙紙面【画像】 ドジャースの大谷翔平選手が、7回に四球で出塁して二塁への盗塁を試みた際、左肩付近を負傷した。中継したテレビの国際映像では、二塁塁審のマイクを通じて「肩っすね」「外れた?」「たぶん」という大谷とトレーナーのやりとりも拾った。 専門家が指摘していた唯一の「不安」が、的中してしまった。プロ野球や米大リーグの選手の動作解析を手掛ける筑波大の川村卓教授は、大谷の史上初の50本塁打&50盗塁達成に合わせて9月21日付の中日スポーツで盗塁のフォームを解説。スライディングと同時にブレーキ代わりで、左手を地面につく動きを懸念として挙げていた。 地面に引っかかって左腕が伸びきってしまうリスクのほか、送球が一塁方向にそれた場合、ボール直撃や内野手と交錯する可能性を指摘。「滑りやすいアメリカのグラウンドで、減速するための手段なので仕方ない面もある。防具などで対策してくれたら」と語っていた。 足から滑り込んだ大谷は、そのまま倒れ込みんで審判にタイムをアピール。ベンチから駆けつけたスタッフに身体を抱えられてベンチに下がり、試合終了直後に球場を後にした。(写真はAP)
中日スポーツ