新卒社員が履歴書に記載した「TOEICのスコア900点」が嘘であると発覚しました。入社後でも内定は取り消せますか? 正直「詐欺」ですよね…?
経歴詐称を事前に見抜くためのポイント
経歴詐称のトラブルに巻き込まれないためには、あらかじめ経歴に嘘がないか見抜くことが重要です。経歴詐称を事前に見抜くために、以下のポイントを押さえましょう。 ■書類選考を徹底する 書類選考の段階で、履歴書や職務経歴書に嘘がないかしっかりチェックしましょう。資格の有無を確認したい場合は、資格証明書を求めるのが有効です。 TOEICは資格証明書がないため、試験を受けた後に届く公式認定証の提出を依頼するとよいでしょう。 ■面接で嘘を見抜く 面接時の受け答えも、経歴詐称を見抜くポイントになります。履歴書に嘘の記述がある場合、受け答えの内容が二転三転しがちです。 少しでも不信感を抱いたら、詳しい説明を相手に求めましょう。
経歴詐称による内定取り消しは、会社のイメージ低下にもつながる!
経歴詐称は悪質なものを除いて、内定取り消しに至らないケースも少なくありません。しかし、経歴詐称による内定取り消しは、会社の選考プロセスに問題があるとみなされ、会社のイメージを落とす可能性があります。 内定の取り消しによって訴訟問題にまで発展する場合もあるため、経歴詐称を見抜ける選考フローを会社全体で構築しましょう。 出典 e-Gov法令検索 刑法 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部