帰ってきた道先案内人シェルパ! フレンドリーだけど頼りになる相棒
よりアグレッシブなSもある
今回はKLX230Sにも乗ることができました。シェルパの車体色がミディアムスモーキーグリーン、ミディアムクラウディグレー、ホワイティッシュベージュといった自然と調和するアースカラーを採用するのに対し、KLX230SはモトクロッサーKXシリーズを彷彿とさせるライムグリーン、そしてバトルグレーの設定。よりアグレッシブな印象です。
サスストロークに余裕があり、フロントフォーク240mm/リヤ250mが確保されています。従来モデルはF220mm/R223mmでしたから、新型はオフロードでの走破性をより向上していることがわかります。 最低地上高265mmで、もちろんシェルパ同様にオフロード専用モデルKLX230Rと同様の軽量なアルミスイングアームを採用しています。モトクロッサーKXイメージのブラックアルマイトリムもスポーティとしか言いようがありません。
充実のラインナップ
容量7.6Lの燃料タンクなど車体の基本構成は共通。LCDディスプレイを採用したメーターは速度、オド/デュアルトリップ、燃料計、時計などを表示。スマートフォンとの相互通信ができ、専用のスマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」を使用することも可能としています。
ゆとりあるサス長で、KLX230Sのシート高は880mm。足つき性を重視するならKLX230シェルパでキマリと思いきや、シート高を数値的にはシェルパと同じ845mmにするローシートモデルも設定されるから、大いに迷うことになるでしょう。
モタードモデルのKLX230SMも登場予定ですから、KLX230シリーズのラインナップは充実しています。豊富に揃ったこの絶好機を見逃すわけにはいきません。車体価格は以下のとおりです。 ■メーカー希望小売価格 KLX230 SHERPA 63万8000円 KLX230S 59万4000円
青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)