帰ってきた道先案内人シェルパ! フレンドリーだけど頼りになる相棒
今回デビューする新型もまたKLX230シリーズとしています。昨秋のジャパンモビリティショーでスタンダードのKLX230が発表され、今春の大阪モーターサイクルショー2024にてKLX230SやKLX230SMも展示。そのとき、シェルパの存在は明かされていませんでした。 隠し玉として最後発として発表されたのが、KLX230シェルパです。新型KLX230Sをベースにしています。
オンロードも俊敏
信頼性と扱いやすさを両立する単気筒エンジンは、ボア67×ストローク66mmで232ccの排気量。小径化された吸気ポートと径33mmの吸気バルブ、スロットルボア径32mmのフューエルインジェクションが、低中速域で十分なトルクとライダーの意思に忠実なレスポンスを実現。
ギヤ駆動のバランサーを採用し、エンジンの振動を低減。全回転域でスムーズなパワーデリバリーをもたらし、快適性と乗り心地の良さにも配慮されています。 ワインディングも軽快で、中高速域も元気よく回っていきます。6速トランスミッションのギヤレシオはつながりがよく、街乗りから高速道路まで幅広くカバー。トレイルで遭遇する長い登り坂も苦にしません。
ダートを想定したタフな装備
手の内にあると冒頭で述べましたが、タフで頼りがいのある走破性を持ちます。フロント21/リヤ18インチのホイールがセットされたフルサイズボディであることはもちろん、インナーチューブ径37mmのフロントフォークは200mm、リヤサスは223mmのストローク量を持ちます。
最低地上高240mmを確保し、オフロード専用モデルKLX230Rと同様の軽量なアルミスイングアームを採用。不足のないホイールトラベル量で、オフロード走行に対応します。 ローター径がフロント265mm/リヤ220mmのペタルディスクブレーキはコントロールがしやすく、ハンドル左のスイッチで前後ブレーキのABSをオフにすることもできます。 内側に金属プレートが入るハンドガードや、ヘッドライト下のパイプガード、オイルパンを幅広くカバーするアルミ製のスキッドプレートを標準装備。コンパクトに凝縮された親しみやすいデザインの中に、タフさを感じられます。