昨年は10か月間の減量生活、今年はバルクアップ 筋トレにハマった27歳会社員「努力がちゃんと形になる。それが醍醐味」
まばゆい光を浴び、ステージで肉体美を披露した濵﨑慧。日頃は会社員として働く27歳は、ひとたび舞台に立つと目の色が変わる。観客を引き込むようなステージングからは、日々の努力の跡が見え隠れした。 【フォト】サイズアップして挑んだ濵﨑のマッスルボディ
2023年のコンテストでの成績は、SUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)「FINAL」(12月9日開催)のSTYLISH GUY部門(細みでスタイリッシュな肉体美が評価される部門)でオーバーオール優勝。昨年は年間のうち10か月間を減量に費やした彼は今年、バルクアップをテーマに掲げてトレーニングに励んだ。 2024年初陣となった群馬予選(9月7日開催)では、スタイリッシュガイよりも筋量が求められる、SPORTS MODEL部門に出場してオーバーオール優勝を獲得。その体は昨年よりひとまわり大きく見えた。 大会後、母と一枚の写真に納まった濵﨑。家族からのサポートについて聞くと、「実家にいた時は減量中に食事を調整してもらったりしていました。まわりの支えなしにはできない競技だと感じます」と思いを口にした。周囲への感謝を忘れない好青年は、トレーニングに感じている魅力についても語ってくれた。 「努力がちゃんと形になるのが、すごく醍醐味だなと思っています。なかなか日常生活の中で、やったら確実に結果が出るというのは少ないじゃないですか。それが顕著に出るのがトレーニングだと思います。日々決めたことをやっていくだけ。その積み上げでこの体をつくることができていると思います」 今年はサマスタのファイナル出場は難しそうとのことだが、9月14日の「NABBA JAPAN GRAND PRIX FINAL2024」に出場し、大舞台での経験を積み上げた。ここからは来シーズンに向け、コツコツ準備を進めていく時期だ。理想とする肉体美の追求はこれからも続く。
取材・文・写真/森本雄大