「昭恵さんが“2年前のあの出来事”について話し始め…」 崖っぷちの萩生田光一氏がすがる安倍元首相の威光
“パンツ戦争”の第2ラウンド
下村氏と同じく窮状にあえぐのが、福井2区の高木毅元国対委員長(68)だ。 福井県連関係者が言う。 「福井2区は高木氏に加えて、自民党元職の山本拓氏(72)が出馬し、保守分裂選挙になりました」 二人の遺恨の原点は11年前にさかのぼる。2013年、旧福井3区が現在の1区と2区に吸収・再編された際、山本氏は高木氏に2区を譲って比例に回ったのだが、 「以来、山本氏は高木氏を追い落とす機会をうかがってきました。山本氏は7年前、福井県連会長の立場でありながら、週刊新潮が報じた、高木氏がかつて他人の住居に侵入し、女性の下着を盗んだ“パンツ泥棒事件”を蒸し返して“県連独自の調査の結果、逮捕は事実だった”と公表した。ですが、高木氏から2区を奪うには至りませんでした」(同) つまり、今般の保守分裂選挙は“パンツ戦争”の第2ラウンドとでもいうべき戦いである。もっとも、 「両者ともに落選必至な情勢です。福井2区は四つの原子力発電所を抱えており、関西電力や日本原電の組織票を押さえたら勝てる地域ですが、どちらも非公認であるため電力票が分散してしまった。双方共倒れで、立民と維新が1位、2位を争っています」 高木氏にとってせめてもの救いは、憎き仇敵も浮かばれないことか。 後編【「涙を流しながら“お助けください”」 丸川珠代氏は悲惨な状況… 現役閣僚で落選危機なのは誰? ボロボロの自民党議員の選挙戦】では、苦戦が予想される自民党議員らの選挙戦について、詳しく報じている。 「週刊新潮」2024年10月31日号 掲載
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