世界初のフル電動クレーン公開 タダノ、CO2排出量削減に期待
建設用クレーン大手タダノ(高松市)は6日、同市の工場でフル電動ラフテレーンクレーンを報道陣に公開した。一つの運転席で走行とクレーン操作が可能な車両で、双方を電力で実行するのは世界初という。二酸化炭素(CO2)の排出量削減を期待でき、8日から国内向けに販売を始める。 新型クレーンはディーゼルエンジンを搭載した従来機と異なり、電気で動く。軽油を必要とせず、作業時の騒音も小さくなった。つり上げ能力や走行性能は従来機と同等としている。フル充電で平均1日分のクレーン作業と走行を賄えるという。価格は装備により異なるが、1億4800万円を想定。年間20台の販売を目指す。