【MLB】レッドソックス・上沢直之がDFAに ロースターの40人枠から外される マイナーで防御率6.54
日本時間7月10日、レッドソックスは本拠地フェンウェイ・パークで行われたアスレチックス戦の試合前に、複数のロースター変更を発表した。エンマニュエル・バルデスをマイナーに降格させてジェイミー・ウエストブルックをメジャーへ再昇格させ、内野手を入れ替え。また、タイガースからトレードで獲得したばかりのトレイ・ウィンゲンターをメジャーへ昇格させ、そのためのロースター枠を空けるために上沢直之がDFAとなった。5月にメジャーで2登板した上沢だが、マイナーAAA級では防御率6点台と結果を残せなかった。 現在30歳の上沢は昨季終了後にポスティング制度を利用し、レイズとマイナー契約。今年3月、レイズの開幕ロースターから外れることが決まると、出場機会を求めて他球団移籍を模索し、レッドソックスへトレードされた。5月に2試合だけメジャーで登板し、合計4イニングを投げて防御率2.25、奪三振3、与四球2を記録。基本的にはマイナーAAA級でのプレーとなり、13試合(うち6先発)に登板したが、42回2/3を投げて3勝3敗、防御率6.54、奪三振36、与四球24とメジャー再昇格をアピールするには至らなかった。 レッドソックスは今後、1週間以内に上沢のトレードを模索することになる。トレードがまとまらず、ウエーバーでの引き取り手も現れなかった場合、上沢はロースター40人枠外のマイナーリーガーとしてレッドソックスに残留する可能性もある。マイナーAAA級で防御率6点台だったことを考えると、上沢の獲得を望むチームが現れる可能性は低く、40人枠外からの再出発となる可能性が高いだろう。ウエーバーの公示期間は48時間のため、今後数日以内には上沢の去就が明らかになるはずだ。