京都・祇園祭の山鉾巡行 山一番が「油天神山」に 順番決める「くじ取り式」【巡行順の全一覧掲載】
京都の祇園祭のハイライト・山鉾巡行の順番を決める「くじ取り式」が行われ、前祭で先頭の長刀鉾に続く「山一番」が「油天神山」に決まりました。 7月2日午前、京都市議会の議場には羽織袴を身にまとった山や鉾の代表者たちが、一堂に会しました。 祇園祭の「くじ取り式」は、前祭と後祭で行われる山鉾巡行の順番を決める儀式。室町時代の「応仁の乱」のあと、巡行の先頭をめぐる争いを避けるために始まったといわれていて、順番が決まっている「くじ取らず」10基を除く24基の代表者がくじを引きます。 前祭の巡行で、先頭の長刀鉾に続く「山一番」となったのは、24基全体の7番目にくじを引いた「油天神山」に決まりました。 (油天神山の関係者) 「油天神山、山一番!」
前祭の巡行(7月17日)
1.くじ取らず 長刀鉾(なぎなたほこ) 2.山一番 油天神山(あぶらてんじんやま) 3.山二番 伯牙山(はくがやま) 4.山三番 白楽天山(はくらくてんやま) 5.くじ取らず 函谷鉾(かんこほこ) 6.山四番 山伏山(やまぶしやま) 7.傘一番 綾傘鉾(あやかさほこ) 8.山五番 保昌山(ほうしょうやま) 9.鉾一番 鶏鉾(にわとりほこ) 10.山六番 霰天神山(あられてんじんやま) 11.山七番 芦刈山(あしかりやま) 12.山八番 孟宗山(もうそうやま) 13.鉾二番 月鉾(つきほこ) 14.山九番 太子山(たいしやま) 15.傘二番 四条傘鉾(しじょうかさほこ) 16.山十番 蟷螂山(とうろうやま) 17.鉾三番 菊水鉾(きくすいほこ) 18.山十一番 木賊山(とくさやま) 19.山十二番 郭巨山(かっきょやま) 20.山十三番 占出山(うらでやま) 21・くじ取らず 放下鉾(ほうかほこ) 22・くじ取らず 岩戸山(いわとやま) 23・くじ取らず 船鉾(ふねほこ)
後祭の巡行(7月24日)
1.くじ取らず 橋弁慶山(はしべんけいやま) 2.くじ取らず 北観音山(きたかんのんやま) 3.山一番 黒主山(くろぬしやま) 4.山二番 鯉山(こいやま) 5.山三番 鈴鹿山(すずかやま) 6.くじ取らず 南観音山(みなみかんのんやま) 7.山四番 浄妙山(じょうみょうやま) 8.山五番 八幡山(はちまんやま) 9.山六番 役行者山(えんのぎょうじゃやま) 10.くじ取らず 鷹山(たかやま) 11.くじ取らず 大船鉾(おおふねほこ)