今どきの《お年玉の相場》ってどうなの? この習慣はいつから、渡し方のマナーもおさらい!
お年玉を渡す際のマナー
子どもに渡すお年玉ですが、マナーを守って渡すのが鉄則です。特に気をつけたい4点について紹介します。 【新札で渡す】 お年玉として渡すお金は新札のほうが良いとされています。新札を準備することは面倒ですが、その代わり相手のこと思う気持ちが伝わります。もし新札を用意できなかった場合は、「用意できなくてごめんね」と一言伝えましょう。 【ポチ袋に入れる】 お金を裸のまま渡すのは絶対にやめましょう。必ずポチ袋を用意し、表に渡す相手の名前を書き、裏に自分の名前を書くのが一般的です。ポチ袋の持ち合わせがない場合は、ティッシュでもいいので紙や布に包んで渡すようにしましょう。 ポチ袋に入れる際の折り方にも決まり事があります。肖像がプリントされた面が表を向くように置き、肖像が内側になるように左から3分の1を折ります、続いて右側3分の1を折ります。三つ折りしたお札の右上がポチ袋の表面になるようにして入れます。肖像が上下逆にならないように気をつけてください。また、硬貨を入れる際もポチ袋から出した際、表が向くように入れましょう。ちなみに、絵柄がメインになった面が表で、金額が刻印されている側が裏です。 【喪中の相手に渡す】 お年玉は新年をお祝いするために渡すもの。そのため、喪中期間中は渡すのはあまり良くありません。ただ、最近ではあまり気にしない人も増えているのも事実。反対に渡さないことで揉め事になる可能性もあるため、「お年玉」としてではなく、名目を「おこづかい」「書籍代」などとして渡すといいでしょう。その際、「明けましておめでとう」といいう挨拶も避けたほうが無難です。 【目上の人に渡す】 お年玉は目上の人から目下の人へと渡すもの。そのため、上司や両親など目上の人にお年玉を渡すことは失礼になることもあります。たとえ渡す相手が子どもだったとしても、その子の親が目上の人に当たる場合はこの例に当てはまります。もし何かを渡したいと思うなら、喪中のときと同じように、名目を「書籍代」「文具代」「玩具代」などとするといいでしょう。また、子どもから親にお年玉をあげるのはNGです。このケースの場合は、名目を「お年賀」としてください。 渡す側の大人からすると、なにかと煩わしさを感じお年玉。渡す金額で悩む場合は、親戚間で金額を一律にしたりするといいかもしれません。
水浦裕美