武豊騎手が描くドウデュース産駒との未来「絶対、種牡馬として成功する…乗ってみたい」
ドウデュース(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)が有馬記念・G1(12月22日、中山・芝2500メートル)の出走を取り消した。右前肢ハ行のため。20日、友道調教師が明らかにした。ドウデュースは今年で現役を引退し、社台スタリオンステーションで種牡馬入りする。 【データで見る】ドウデュースの血統、戦績 主戦を務めた武豊騎手は、取消発表前の取材に対し、「絶対、種牡馬として成功する」と産駒への大きな期待を明かしていた。 ドウデュースは2~5歳で毎年G1を制覇。牡馬では史上初の偉業だった。武豊騎手は、自身にとっても初勝利となった21年朝日杯FSを高く評価。「2歳のマイルG1を勝ってるのが、やっぱり馬産地からしたら魅力だろうね」と、早くから結果を出す重要性を説いていた。 「スピードがあるし、2歳から活躍したし、距離ももつし。(産駒は)ダートも良さそう」と賛辞は止まらない。22年日本ダービーをレコードで勝ち、今年の天皇賞・秋では上がり3ハロン32秒5を繰り出す脚力の持ち主。それでいてパワーもあり、馬体は筋骨隆々だった。 ドウデュース産駒に乗りたいか、という問いには「乗ってみたい」と即答。「ドウデュースの子供に乗ろうと思ったら、まだ何年もやらなあかん」と、産駒との未来を描きながらほほ笑んだ。「父ドウデュース」の馬とレジェンドのタッグが、競馬界の主役となる日が必ず来る。(水納 愛美)
報知新聞社