【レポート】楽曲大ヒットの人気VTuber・星街すいせい、初の全国ツアー開幕 スーパーアリーナで“集大成”を星詠みに魅せる
ホロメン集結で“高難度"にも挑戦
続いてホロライブメンバーのときのそら、アキ・ローゼンタール、夏色まつり、大空スバル、常闇トワ、桃鈴ねね、博衣こより、風真いろはがステージに登場し、さいたま公演のゲスト・Hoshimatic Projectのパフォーマンスがスタート。2023年~2024年の年末特番ライブ「hololive production COUNTDOWN LIVE 2023▷2024 -hololive side-」に向けて結成されたHoshimatic Projectは、星街すいせいが発起人となり、難易度の高いダンスに挑戦するユニット。この日はリリースされたばかりの「GET THE CROWN」を披露し、最大の特徴でもあるフォーメーションダンスを生かしたダンスやクールな歌で会場を沸かせた。 ふたびソロに戻った「みちづれ」では、ステージ中央の和傘をひろげた4人のダンサーがサッと左右へ広がると、2023年の2ndライブでお披露目したShout in Crisis衣装に着替えた星街すいせいが登場。バンドの演奏に合わせて和傘がひらりと舞う趣たっぷりの演出をバックに、YOASOBIのAyaseが提供した楽曲を力強く歌いきった。 続く「TEMPLATE」では、2ndアルバム『Specter』のテーマにもなった葛藤や怒りのような感情をストレートに表現。中盤にはバンドメンバー紹介を経て、今年リリースされたKanariaとの2つめのコラボ楽曲「ネバーフィクション」を披露。両者の歌声が絶妙なハーモニーを奏でる原曲とは大きく違う、全編ひとりでの歌唱で観客を魅了した。以降は「みんなまだまだ盛り上がれるよね?!」と語りかけた後、「次はあるアパートから生まれた曲から」と伝えて映画『トラペジウム』の主題歌になったMAISONdesの「なんもない feat. 星街すいせい, sakuma.」へ。大会場に映える四つ打ちのエレクトロサウンドとエモーショナルな歌のコントラストで盛り上げていく。