<はばたけ!兵庫の翼>’21センバツ選手紹介/5 東播磨 鈴木悠仁投手/神戸国際大付 坂本陽飛選手 /兵庫
◆東播磨 ◇直球が武器、強気のエース 鈴木悠仁投手(2年) 144キロの直球が武器の右のエース。秋の県大会から1番を背負い、10試合中8試合で完投。うち2試合は完封した。制球も良く、テンポ良く打たせて取る投球が持ち味だ。 秋の大会では最速139キロだったが、その後体づくりに取り組み球速を上げた。ベンチプレスなどのウエートトレーニングで上半身を、インターバル走などで下半身を鍛え、より球に力が乗るようにフォームを微調整した。制球力が落ちた時期もあったが、いまは変化球の種類を増やすことに成功した。 「得点圏に走者を置いた時の集中力と粘り強さ」を自負する。秋季県大会の決勝で走者を抱えて全身が力んだ反省から、紅白戦を通じて修正に努める。 「チーム1番の負けず嫌い」と自己分析し、甲子園では「チームを勝たせるピッチングをする。ノーヒットで完封勝ちしたい」と強気だ。 ……………………………………………………… (1)180センチ・83キロ(2)右投げ、右打ち(3)明石・魚住中(4)音楽鑑賞(5)カレー/トマト ……………………………………………………………………………………………………… ◆神戸国際大付 ◇犠打でチャンスをつなぐ 坂本陽飛選手(2年) 阪上翔也投手と中学時代も同じ和歌山のクラブチームに所属。チームの監督から勧められ、神戸国際大付に入学した。 新チームになってからベンチ入りし、二塁手を務める。守備で「ボールをすばやく捕球し、相手が取りやすいボールを投げること」を心がける。 打撃では、犠打などを求められることが多く、次の打者につなげる役割を担う。秋の県大会では2番打者として出場、5打数3安打で活躍した試合もあった。 近畿大会の準々決勝、無死走者なしで見逃しの三振となった打席を「悪い流れを変えられなかった」と悔やむ。この冬は「2死三塁、2ストライク」など、追い込まれた場面を想定して実践的な打撃練習に取り組んだ。 センバツでは「低く強い打球を打ち、バントは一球で決める」と意気込む。 ……………………………………………………… (1)173センチ・71キロ(2)右投げ、左打ち(3)和歌山岩出・岩出第二中(4)映画やアニメを見ること(5)チーズ/いんげん ……………………………………………………………………………………………………… <メモの見方>(1)身長・体重(2)投・打(3)出身中学(4)趣味(5)食べ物の好き/嫌い 〔神戸版〕