8代目「SL」は純粋なAMGか?新型「メルセデスAMG SL 63 4MATIC+」をテスト
メルセデスAMG SL(R232):8代目「SL」はリアルAMGと言えるスポーツカーへと変貌を遂げた。
SLはエネルギッシュだが、常に2トン近い車重を感じる。メルデスAMG SLの全情報とSL 63 4MATIC+のテスト。 我々のお気に入り ・卓越した走行性能 ・快適なフロントシート ・スマートフォンの接続がスムーズ 不満な点 ・基本価格と維持費が高い ・車重が重く燃費が悪い ・トランクが小さく、全方位の視界が悪い
「SL」の意味
「Sport Leicht」これはメルセデスSLの略称である(当初は「スーパーライト(Super Leicht)」と呼ばれていた)。しかし、第8世代は、AMGにより開発された最初の世代とはいえ、これとは比較的かけ離れている。2+2シーターでクラシカルなファブリックルーフを備えたロードスターは、先代よりもかなりスポーティで、その先代からはコンポーネントをひとつも採用していない。
価格:ベース価格127,000ユーロ(約2,160万円)強
ロードスターには4種類のエンジンバージョンがあり、そのうち3種類はV8エンジン、1種類は4気筒エンジンである。エントリーモデルの「SL 43」は127,146ユーロ(約2,161万円)から、476馬力の「SL 55 4MATIC+」は最低でも166,737ユーロ(約2,834万円)からとなっている。 さらにパワーアップした「AMG SL 63 4MATIC+も用意されているが、194,654ユーロ(約3,309万円)で、オプション装備を注文すればすでに20万ユーロ(約3,400万円)の大台に乗るか、それ以上となる。最初のハイブリッドSLである「AMG SL 63 Eパフォーマンス」は、223,720ユーロ(約3,803万円)だ。
デザイン:先代より大きく、よりスポーティに
先代モデルから長いボンネットを受け継いでいるが、それ以上のものはない。ホイールベースが長くなり、オーバーハングが短くなったことで、全長が7cm長くなったにもかかわらず、よりコンパクトに見える。フロントは、細いヘッドライトと典型的なAMGパナメリカーナグリルが特徴的だ。その下には、「AMG GT 63 S Eパフォーマンス」のスタイルのグリルを備えた頑丈なエプロンが配置されている。