「正直に言えば、まだやれる!」けど、35歳MF佐藤謙介が14年間のキャリアに幕「こんな身の引き方も自分らしいのかな」引退後は山口のスカウト兼コーチに
横浜FCも感謝「チームを何度も助けてくれました」
レノファ山口FCは1月3日、佐藤謙介の現役引退を発表した。 浦和のアカデミー育ちで、中央大を卒業後の2011年に横浜FCでプロキャリアをスタート。21年に山口に移籍し、4年目の24シーズンは22試合に出場し1得点を記録した。 【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集! J1で通算20試合1得点、J2で通算388試合19得点。14年間のプロ生活にピリオドを打った35歳MFは、クラブの公式サイトを通じて「新年明けましておめでとう御座います。皆様にとって2025年が幸多き一年になりますこと、心よりお祈り致します」と挨拶し、引退を伝えた。 「私事ではありますが、2024シーズンをもって現役を引退することを決断しました。突然のお知らせとなり、申し訳ありません。これまで応援し支えて頂いた方々には心より感謝申し上げます。 多くの方々の支えのおかげで14年間、自分自身にとって幸せすぎる時間を過ごす事ができました。サッカーを始めて約30年、プロとして14年、ずっとサッカーボールを追いかけてきました。 Jリーグ408試合、多くの仲間や指導者、そして何より応援してくれたサポーターと共に過ごした時間は宝物です。そして引退を決断した今でもサッカーを大好きでいれる自分自身を嬉しく思います」 クラブは同時に、佐藤の強化部スカウト兼トップチームアシスタントコーチ就任も発表している。佐藤は「今度はピッチの外から、そしてチームを支える立場から、サッカーと向き合い情熱を注いでいく事となります。一日一日を大切に日々成長できるよう、現役時代同様に努力していきたいと思います」と意気込む。 余力を残して、次のステージに進む。 「正直に言えば、まだやれる!っていう気持ちもありますし、まだまだ若い選手たちにも負けないよ!って思ってます。それでもこんな身の引き方も自分らしいのかなとも思ってます。この決断が正解かどうかはわかりません。それでも正解だったと思えるその日まで、またここから突き進んでいきたいと思います」 そして在籍したクラブ、ファンに感謝する。 「最後になりますが、横浜FC関係者の皆様、レノファ山口FC関係者の皆様、応援していただいたサポーターの皆様、本当にありがとうございました。また新たな夢、目標のため僕はすでに歩き始めています!今後ともお付き合い、応援のほどよろしくお願い致します。また必ず会いましょう!!」 10シーズンを過ごした横浜FCも、公式Xで佐藤の引退を報じた。 「ハマのバンディエラとして背番号8番を背負い、チームの象徴に。左右両足から繰り出されるキックでチームを何度も助けてくれました。謙介選手、現役生活お疲れさま。共に戦ってくれてありがとう」 構成●サッカーダイジェストWeb編集部