ウミガメ・アザラシも捕食する「危険なサメ」、久々の展示…長期飼育難しく「今のうちに見に来て」
和歌山県串本町の串本海中公園センター水族館は、トラに似たしま模様があることにちなんで「タイガーシャーク」とも呼ばれる「イタチザメ」の展示をトンネル水槽で始めた。
同館によると、イタチザメは熱帯から亜熱帯域に広く分布し、成長すると全長3メートル以上になる。魚類だけでなく、ウミガメやアザラシなども捕食。ホホジロザメなどと並び、危険なサメとされる。
今回、展示しているのは、全長1メートルほどの幼魚。9月2日に紀伊大島沖(水深約30メートル)のアマダイ漁のはえ縄にかかり、漁師が同館に引き渡した。
同館での展示は2016年以来だといい、担当者は「動きが速く、長期飼育が難しい。健康状態が良い今のうちに、ぜひ見に来て」と呼びかけている。