米インテル、CEO退任 AI出遅れで業績低迷
【ニューヨーク共同】米半導体大手インテルは2日、パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)が1日付で退任したと発表した。同社は生成人工知能(AI)向けの市場開拓で出遅れ、業績が低迷していた。経営立て直しに向け、新たなCEOの選任を急ぐ。 ゲルシンガー氏は2021年に就任。先端半導体の受託生産に乗り出すなど経営改善に取り組んだ。しかし業績は振るわず、10月末に発表した24年7~9月期決算は、純損益が166億3900万ドル(約2兆5千億円)の赤字を計上していた。 ゲルシンガー氏はこの日の声明で「インテルを現在の市場に対応させるために厳しくも必要な決断をした」と強調した。